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『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 [☆☆]

・「直感的に正しいと思える、間違っていること」と「直感的に間違っていると思える、正しいこと」という、2つのエリアに、「錯覚の悪魔」が棲んでいる。人間の目には、この悪魔は見えない。彼らは、思考の死角に棲んでいるからだ。

・「わかる」ということは、行動が「変わる」ということ。行動が変わっていないのであれば、それは、わかっていないということだ。

・誰もが卑怯と気づかない卑怯なやり方が最強の勝ちパターン

・成功者の場合、実際には、「信用」と呼ばれるもののうち、かなりの部分が、錯覚資産なのだ。

・「これは手品です」と言って、人に手品を見せてお金を稼ぐのは、まっとうなビジネスだ。しかし、「これは超能力です」と言って、手品を見せてお金を稼ぐのは、詐欺だ。

・できるだけ多くの人が、自分のことを「思い浮かびやすくする」しておくと、意外なところから、意外なチャンスが降ってくることがある。

・CVRが10分の1でも、PVが10倍なら、コンバージョン数は同じ。

・「まだ実力が低いくせに、あちこちに自分を売り込むような恥ずかしい奴」とバカにするような人間の方が、バカなのだ。最後に笑うのは、そういう、一見バカに見える恥さらしな行動をした人間なのだから。

・強い、美しい、豊か、健康、賢い、などの現実世界におけるプラスの価値自体を、自分の脳内で否定したりしないように、注意深く自分の無意識を見張る。「プラスの価値はすべて利用資源であって、それを否定すると損をする」と自分に言い聞かせる。

・現実というのは、なんとも、矛盾だらけで、散漫で、退屈で、面白くないものなんだ。

・大きな錯覚資産を手に入れたいなら、「一貫して偏ったストーリー」を語らなければならない。バランスの取れた正しい主張などに、人は魅力を感じない。それでは、人は動かせない。

・人々が党派に分かれて対立しているなら、あなたは、自分がどちらの党派であるか、旗色を鮮明にした方がいい。裁判官になろうとしたら、負けだ。

・我々にできるのは、「人間は感情ヒューリスティックで判断する生き物だ」という現実に基づいた、現実的な戦略を立てることだ。

・いまいちな作品・サービス・成果でも、好かれていれば、「素晴らしい作品・サービス・成果」だと知覚されるのだ。

・「ヒューリスティック」とは、「答えるのが難しい質問に、簡単かつ高速に答えを出す方法」のことだ。

・「この人を採用すべきか?」という質問を、無意識のうちに、「この人は好きか?」という質問に置き換えて、それに答えを出すのだ。「採用すべきか?」は難しい質問だが、「好きか?」は簡単な質問だからだ。

・単に間違っていることを言う人は、信用ならないが、卑劣でも邪悪でもない。欺瞞を言う人は、間違ているうえに、卑劣で邪悪である。

・錯覚資産とは、「他人が自分に対して抱く、自分に都合のいい錯覚」のことだ。

・なんだかんだ言って、優秀な奴は成功するし、無能な奴は失敗する。そう思っている。しかし、それは、ほとんどの天体の動きが、天動説で説明がつくのと、同じことだ。

・ほとんどの人は、実力を中心に、世界が回っていると思っている。それでほとんどの現象は説明できるから。



人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

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