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『問題解決大全 ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』 [☆☆]

・神よ、与えたまえ。変えられないものを受け入れる平静な心を、変えられるものを変えていく勇気を、そして、その両方を見分ける知恵を。

・理想と現実のギャップを放置できないがために、物語の登場人物は問題に巻き込まれ、読み手はそうした登場人物と物語に引き込まれる。

・「自分」を変えることで何らかの成果を得ようとすることは、喩えるなら、スピードメーターの針を動かして自動車を加速させるようなものである。こうした考え方は、因果の向きの捉え方が逆さまになっている。スピードメーターは自動車のスピードが変化した結果動くのであって、その逆ではない。

・行動によって何らかの成果が得られた結果「自分」は変わるのであって、その逆ではない。

・ヒトは、ぬいぐるみに感情を、雨音にメロディを、システム・エラーに悪意を、骨のひび割れに神意を、夜空の星に神話の登場人物を読み取る、度し難い生き物である。

・ダブルバインドは、従うことも、従わないこともできないような命令である。たとえば「自発的に勉強しろ」という指示は、それに従って勉強すれば「自発的」という部分に反し、かといって逆らって勉強しなければ当然「勉強しろ」という部分に反してしまう。



問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール

問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール

  • 作者: 読書猿
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2017/11/19
  • メディア: 単行本



問題解決大全

問題解決大全

  • 作者: 読書猿
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: Kindle版



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『勝間式ネオ・ライフハック100』 [☆☆]

・マッキンゼーでは、問題が漠然としたままの状態を「海」に、具体的に小分けした状態を「ビーカーの海」に例えて、「海は沸かせないけど、ビーカーの海水は沸かせる」と教わりました。

・親が約束を守らないタイプだったら、食べるのを我慢したら2個あげる、と言われても信じなくて当然です。

・優先順位づけというと、1番にすべきことはこれで、2番目はこれ、3番目はこれ、という感じで決めると思いますが、それ以前に「やらなくていいこと」を決めることが最も重要です。

・スウェーデンでは、国を挙げて1日6時間労働を推奨しています。6時間労働の根拠は、25年にわたる実験の結果、最も生産性が高い労働時間が6時間であることがわかったからです。

・英語を話す、聞く、読むということをほとんど問題なく行うためには、約7000語の単語数が必要です。

・会議でのプレゼンやスピーチになると途端に緊張するのは、不特定多数の人にわかりやすい言葉で、わかりやすい話し方で話す、という訓練をしていないからです。

・音声入力をするときは、はっきりと、わかりやすい言葉で話さないと認識されません。ゆっくりすぎても、難解な言葉もNGです。音声認識エンジンは、私たちの言葉を集めて作ったビッグデータなので、それが認識するということは、広く一般の人にとっても聞きやすい、ということになるのです。

・自分の息を遠くに届けるように話す。そうすることで何が起こるかというと、声が大きくなると同時に、口をちゃんと動かして話すようになります。特に「あいうえお」の母音は大げさなくらい口を開けて言わないと、なかなか相手の方まで届きません。

・「YouTubeって、まるで昔のラジオの深夜放送みたいなものだよね」と聞きました。

・現代の日本や資本主義社会は、ものぐさだとお金が貯まらない仕組みになっているのです。

・どうやって輸入すればいいかという話ですが、一番簡単なのはアメリカのAmazon(Amazon.com)を使うことです。日本のAmazon(Amazon.co.jp)とは別のサービスなので、アカウントを作り直す必要がありますが、メールアドレスや送り先の住所、クレジットカード番号など、ごくごく基本的な情報をローマ字入力するだけでOKです。

・どっちもピンとこなくて迷う、というのは選択肢の質が悪いせいです。どっちも選ばないで、他の選択肢を探すことをおすすめします。

・タバコもお酒もやめたいと思っている人は、まず3日我慢してください。それで4日目に、一生やめると決意できれば、意外とあっさりやめられます。

・Facebookを見ているとわかりやすいことですが、世の中には友達が「焼畑農業」の人と、ちゃんと土壌を耕す「普通の農業の人」と2種類がいます。

・基本的に、信頼できる友達というのは、自分と相手の区別をしません。もし自分だったらどうしてほしいか、ということを考えて、相手にできることはすべてします。そういうことを積み重ねているから、信頼関係は深まるわけです。

・引き出しにしろ、棚にしろ、タンスにしろ、収納はスカスカな状態で使うものだと思っています。ものを入れても半分ぐらいまでに留めないと、何がどこにあるのかわかりにくくなるからです。

・日本人は、比較的糖尿病が多い民族で、そのことと白米をたくさん食べることを関連づける調査は多数存在します。

・私は、白米を食べなくなって、疲れにくくなったことを実感します。

・人は「わざと」薬を飲み忘れるのだそうです。理由は、潜在意識的に、自分が病気であることを認めたくない、あるいは、自分が老いていることを認めたくないからです。だから、自分に持病や老いを思い出させる薬を飲み忘れるわけです。


圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100

圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100

  • 作者: 勝間 和代
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/07/29
  • メディア: 単行本



圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100

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『追懐のコヨーテ』 [☆☆]

・これまでは多数が必要だったから、多数派に合わせていた。今後は、少数で充分なので、少数派が重んじられるはず。

・「貧乏人は我慢しろということですか?」という反論が必ず来る。答えは、「はい、そのとおりです」だ。

・「金にものをいわせる」のは、それほど悪いことではない。「人種」「性別」「決闘」「学歴」「身分」「権力」などにものをいわせる社会から脱却するために、はるかに平等であり、誰でも努力をすれば手に入れられる「金」の社会になった。

・日本人には森は緑だと認識されている。これは、ヨーロッパでは通用しない。森はブラックだ。それから、海もブラック。太陽も地面もイエローだ。

・日本人の多くが(しかも言葉を操るマスコミ関係の人たちも)論理というものの基本を学んでいない。たとえば、「否定しない」といえば、「肯定する」という意味に取る。

・「考えている」というのも、日本人は重い言葉に受け取る。「そうするつもりだ」と同じ意味だと解釈する。「考えただけじゃん」では済まされない。するしないにかかわらず、その言葉を持ち出しただけで、既に責任を伴うのだ。

・「早く元の生活に戻りたい」と口にしている人は、かなり甘い。今の状態が未来だと思った方が健全だ。

・ネットでサイトや動画を見るときも、役に立ちそうだ、ではなく、面白そうだ、が優先する。

・日本人は、確かに言葉を信仰する気質があるように思える。だが、それは人の口から発せられた声ではなく、文字になった言葉である。

・流暢に話せることは、リーダの資質としてさほど重要ではない。大事なことは、どんな判断をするか、なのである。だから、心に響かなくても良い。そんなパフォーマンスは必要ではない。

・酔っ払ってはいけない、という自制が働かないことが、酔っ払いの最大の欠点といえる。

・「ネタばれ」なしで感想が書けないのは、具体的なことしか考えられないから。

・ものごとを抽象的に考えられず、具体的なことばかりが頭に浮かぶというのは、「馬鹿」の始まりというか、周囲に馬鹿だと認識される要因の一つであり、黙っていればわからないのに、たまに詳しく話したり書いたりすると、具体性に偏った内容で見抜かれてしまう。

・「できること」が目の前に与えられた具体的な事象であるのに対して、「できないこと」は、無限に存在するだろう。考えただけで、自分の「無」を意識せずにはいられなくなるはずだ。

・「新しい」発見も、同じものを何度も見ているからこそ、生まれるのである。

・人間を集めようという商売が多くなりすぎた。マスコミのそうだし、多くの団体や組織が、この方針を自然に持っている。人さえ集めれば金も集められる、という道理だったのだが、その考えがバブルだったと早めに理解した者が、未来で成功するだろう。

・「エクスキューズミー」は、「え、何言ってるの?」か「ちょっと、いい加減にしてほしい」といった意味で使われるし、「アイムソーリィ」は、「お気の毒ですね」と相手を思いやるときに使う方が多い。自分が悪いのではなく、相手に不幸があったことを示すので、「お悔やみを申し上げます」とほぼ同じだ。謝るつもりで使うと誤解される。

・謝るときには、相手に赦免を要求するよりも、自分の非を明確にすることが大事なのだろう。

・「百回も電話をしたのに、一向につながらない」と憤る老人が報道されていた。百回も電話をかけ続けたことの異常さもわからない、ということらしい。そういう人が沢山いるから回線も混雑する。

・マスコミというのは、突き詰めれば「人集め」が目的である。情報を伝えるために存在するように見えるが、その情報に人が寄ってくることが彼らの成果だ。

・信じる者は救われるというが、信じる者が詐欺に掬われるのが最近の傾向である。「消防署の方から来ました」と同じ手口である。

・「もう知っている?」で始まる情報も、怪しい。知っていないと損をする、と思わせたいわけである。

・「勝つ」とか「戦う」といった言葉を使う年代は、自分の古さを自覚しよう。

・ビジネスにおいても、上の人は早めに気づいて、対若者作法を考え直した方が良い。「勝つ」ことに価値を見出さない世代なのだ。みんなで仲良く、平和だったらそれで良いじゃん、というわけである。

・相手がどんな意見を持っていても、その人物に対して、味方か敵か、好きか嫌いかといった評価をしない。


追懐のコヨーテ The cream of the notes 10 (講談社文庫)

追懐のコヨーテ The cream of the notes 10 (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/12/15
  • メディア: 文庫



追懐のコヨーテ The cream of the notes 10 (講談社文庫)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/12/15
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