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『三流のすすめ』 [☆☆]

・三流の本来の意味は「いろいろなことをする人」です。

・人間には一流をめざせる人と、そうではない人がいます。一流をめざした方がいい人と、それはやめた方がいいという人です。

・法律の専門家に国を任せると、法を守らない人を排斥したり、法律を守らない国を「悪い国」だと決めつけたりしてしまう。

・言語が文字化されると、社会や生活は一変します。その最たるものは「心」の発生です。

・あきらめるというのは「明らめる」、すなわち明らかにすることです。「もう自分はこういう人間だ」とはっきりと自覚をする。

・よく「同時に」いくつもしているように思われます。が、それは違います。「同時」にはしていない。「同時期」にしているだけです。

・没入と集中は違います。目の前にあることに自分自身が没入してしまうと、そこには「集中するぞ」と客観的に見ている自分はいません。

・日本語では感情は自分の内から湧いてくると考えますが、英語では感情は外的な要因によって動かされると考えます。「自分のせい」と「お前のせい」の違いですね。

・一流になるとは生け贄になること。

・私がピアノのために犠牲にしてきたのはいろんなことなんかじゃない。あらゆることよ。

・本当にそれが好きな人は、人の評価などは気にしません。しかし、本当に一流な人はともかく、一流をめざす人は人の評価を気にする人が多い。

・書店で興味のないコーナー、足を向けないコナーをなくす。それが「博学」の第一歩です。

・道徳とは何かを一言で言えば「この通りに行えば多くの人がうまくいくよ」という筋道を示したものです。

・たとえばここに自動車があります。これを動かすには二つの方法があります。一つは車の後ろに行って力いっぱい押すこと。これは強い意志です。もう一つは運転席に座り、キーを差し込んでモーターを起動させる。これが巧みな意志です。



三流のすすめ

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