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『「お小遣い」のルール わが子が将来お金に困らない人になる』 [☆☆]

・親がどんなふうにお小遣いをあげるかで、子供の将来は決定づけられます。なぜなら、子供にとって「お小遣いをもらう期間」とは、「お金との付き合い方についてのトレーニング期間」だからです。

・「10万円を使ってiPhone8から12にアップグレードしたときに得られる満足感」と、「使うつもりだった10万円を使わず、手元に残したときに得られる満足感」を天秤にかけ、後者のほうが、満足度が高いと考えた。

・投資をして「お金に働いてもらう」ようにしなければ、お金をさらに増やすことはできません。つまり、「貯める」ばかりで「使う」ことをしないと、次のステージには行けないのです。

・「お金持ちでない人は、お金を感情的に見ている」「お金持ちの人は、お金を道具として見ている」

・お金持ちでない人は、お金に対して考えるとき、話すときに何らかの感情を抱いています。

・お金自体は良いものでも悪いものでもない。うまく使えば便利だけれど、間違った使いかたをすれば危ない。

・「我慢」は、お金に限らず、さまざまな物事のコントロールにおいて、とても重要な感覚です。

・私は「浪費=楽しみのためにお金を使うこと」という定義をしています。「NEED=消費」「WANT=浪費」というと両者の違いが鮮明になるでしょう。

・「投資」は、高い確率でお金を増やせそうなことに使う行為です。私の感覚では「8~9割の確率で儲かる」という感じでしょうか。

・人はなぜギャンブルにハマるのか? その理由は、「たまに当たるから」なのです。「じらす」「おあずけ」といった行為が、人の脳を気持ちよくさせるからです。

・元オリンピック選手、現役オリンピック選手たちは、最初に「器械体操」に通わせ、次に「水泳」に通わせ、最後に「自分のやりたい競技のチームやクラブ」に通わせたそうです。

・最初に器械体操で「体の動かし方」を身につけ、次に水泳で「体幹」を鍛える。基礎さえできてしまえば、あとはどんな競技であっても結果は出せるようになる。

・仕事をしてどれだけお金をもらえるかは「仕事をした時間」が決めるんじゃないよ。「ありがとうの大きさ」が決めるんだよ。

・「不景気だからみんな儲からないというわけではないんだよ」ということです。不景気の時期には、人々のニーズは当然あって、そのニーズを掴んで「ありがとう」と言われる商品やサービスを提供したら儲かる。



わが子が将来お金に困らない人になる「お小遣い」のルール

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  • 作者: 村田 幸紀
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2021/07/12
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タグ:村田幸紀
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『「好き」を「お金」に変える心理学』 [☆☆]

・お金を使うときに「これは浪費。これは投資」と分けて考える。

・人には「モラル・ライセンシング」と呼ばれる性質が備わっている。これは「正しい行いをした後は、少し悪いことをしてもいい」と考え、誘惑に弱くなる性質のこと。

・「モラル・ライセンシング」の怖いところは、「正しいことをしよう」と思っただけで、実際に正しいことをやっていないにもかかわらず誘惑に弱くなる点です。

・ニュース番組の合間には今も昔も変わらず、一般消費財のCMが流れています。どうしてかと言うと、視聴者にはモラル・ライセンシング効果の一種が働き、重たいニュース、正しい報道の後には、誘惑に弱くなる傾向があるのです。つまり、凄惨な殺人事件のニュースを聞き、心を痛めるという正しい行いの後には、ちょっと羽目を外したい気持ちになり、気晴らしから商品を買いたくなってしまうのです。

・あなたがよく知る範囲の限界は150人かもしれませんが、あなたのことを知っている人はダンバー数に関係なく広げていくことができるのです。つまり、知っていることよりも、知られていることのほうが重要だということ。

・何かが変わったことには気づき、でも、どこが変わったかは具体的に指摘できない。この現象の裏にあるのが、直感です。直感的に変化を察するものの、具体的な違いは指摘できない。

・あなたがまず持つべきなのは、「お金を使ったら、それ以上のリターンを得る」という意識です。そして、どうしたらリターンを得られるかをいつも考えるようにしておきます。

・「回収できないようなものには、お金を使わない」という意識を持つことも大切です。

・その方は旅行中もブログをネットに上げていて、その広告収入で旅をしているのです。旅先で使うお金は、ネットで得た収入を下回るようにしています。だから大好きな旅を永遠に続けることができているのです。

・社会的成功の上位層を占めているのはギバーの人たちですが、一方で最下位層を占めているのもギバーだというのです。つまり、与える人、他人のためにお金が使える人になれば、それだけで成功できるというわけではないのです。



「好き」を「お金」に変える心理学 (PHP文庫)

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『AI支配でヒトは死ぬ。 システムから外れ、自分の身体で考える』 [☆☆]

・人間にとっての基本単位である「喜怒哀楽」でさえ、ある共同体の成員が作り上げた言語ゲーム的な「生活様式」であるかもしれない。

・生命の戦略は「選択と集中」ではなくて、「過剰と間引き」なんですね。

・生物というのは「間引き」で成立している。だから、神話や物語なんかで、最大の悪として描かれるのは、だいたいカオスですよ。カオスというのは、要するに何も間引いていない状態。われわれは何でもかんでも平等には扱えない。

・いつから「統計」が「現実」になってしまったのかという問題ですよ。「統計」を「データ」と言ってもいいけど、今や、ビッグデータを分析するAIが「現実」を作り出している。

・周りはずっと言っているんだよ、「国際化! 国際化!」って。だから、そのたびに、いつも聞いてたの、「国際化って、カンボジア並み? インド並み?」って。でも、それは要するに「欧米並み」ってのを隠してるだけなんだよね。

・真似の果てに見えてくるもの、それこそが本当の個性である。

・真似て、真似て、真似ていった先で、どうしても「まねできない」ところが出てきてしまう。それだけが「個性」なんだと。

・戦前に特攻隊が可能だったということは、逆にいえば、そこまでは共同体が生きていたんだよ。今の核家族じゃそれはないもんな。だからそういうところを壊したのが一番大きなところでね。

・理解と解釈はどこが違うのか。

・日本語は論理的ではないというよりは、「構造的ではないもの」に大きく依拠しているといったほうがいいのかもしれませんね。

・自分に与えられた身体的な条件を自覚するというのは、何が変えられない必然性で、何が変えられることのできる偶然性なのかを見極めることですね。

・よく人は、データ無視の大東亜戦争(太平洋戦争)を批判しますが、それは現代人もまったく同じですね。人は、データでなくて、イメージやムードで動くんですね。

・相手の言うことを、含みを持たせて膨らませて聞くことができない。言ったことに対してただ反応しているだけ。

・50年前が見える人は、50年後もリアルに考えようとするし、百年前が見える人は、百年後もリアルに考えようとする。

・みんなが「自足」してくれると、社会ってもっと落ち着くんじゃないかなと。なんで必死になって余計なことするんだろうって。

・虫は好きになろうが嫌いになろうが無難なんですよ。この好き嫌いを、人間や、人間の作ったものに向けると面倒なことになるでしょう。

・悩みっていうのは、「人がどう見るか、人からどう見られてるか」っていうことに関するものばかりで、人間の悩みの中心にあるのはそれだけなんだってね。

・「出力」なしの「入力」って、「社交」をなくした「自意識」とも言い換えられそうですね。他者との社交がなくなると、自意識に歯止めをかける現実感覚をなくしてしまうから。

・何か不満があったとき、その原因を外に投影して他人を攻撃するので、自分を変える必然を自覚しない。それで凝り固まってしまうんでしょうね。

・『変身』の主人公のグレゴール・ザムザは、ある日目覚めると「虫」(Ungeziefer=正確には「有害生物」)になっている。

・虫専門の商業誌があるのは日本だけなんです。そういう意味じゃ、これこそ、れっきとした日本の文化なんですよ。

・日本の田舎、たとえば島根や鳥取っていうのは、純粋な人口密度で考えたらヨーロッパの平均なんだって。そういう視点にたてば、日本に過疎なんかないとも言える。



AI支配でヒトは死ぬ。 ―システムから外れ、自分の身体で考える―

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