『認知症の人を理解したいと思ったとき読む本』
・認知症による物忘れは、そもそも新しいできごと自体を覚えられない。そのため体験そのものが「なかったこと」になってしまう。
・加齢による物忘れは、覚えてはいるがうまく思い出すことができない。
・サルコペニアとは、加齢とともに筋力や筋量が減少する症状です。
・フレイルは、運動機能が低下している、いわゆる老衰状態。転倒しやすく、要介護状態の前段階とされます。
・同居家族でも、気づく人と気づかない人がいる。
・初期段階で気づくには、認知症の知識があるかどうかがカギとなります。
・胃ろうをすると医療行為が必要となるため、施設の入所を断られることもあり、注意が必要です。
・海馬などが障害を受けるアルツハイマー型認知症の場合、元の性格は失われにくい。朗らかな人は、朗らかなまま記憶が失われる。
・考え無精。なにか聞かれてもよく考えずに「忘れた」「知らない」などと即答してしまう。記憶霜害とは違う「考えること自体をしない」という症状が出る。
・「源氏物語の講座に行きたい」とせがまれ、認知症の母に理解できるのかなと思いながらも連れていきました。講座後に迎えに行くと、母は大満足の笑顔。大事なのは本人が理解したかではなく、楽しんだかどうかなのだと気づかされました。
・家族が病状を知ろうとして、認知症初期に繰り返し記憶を確認することがあります。これは避けるべきでしょう。何度も能力を試されるのは屈辱です。
・すでに脚を失ってしまった人に、両脚で歩く訓練をしないように、認知機能が低下した人に、記憶力を元通りにする訓練を強いても意味がありません。
・子どもに対するような言葉遣いや態度は禁物です。
・自分がされて嫌だと思うことはしない、というつき合い方の基本は、認知症の人に対しても同じです。
・知らないと不可思議。知り、理解することが大切。
・認知症リテラシーの高い人が増えれば増えるほど、本人も家族もラクになります。
・最近注目されているのが、家族信託です。受託者を定め、財産管理を任せます。費用は手続きの時のみ。月々の支払いはありません。ただし認知機能がある程度保たれているうちに契約を結ぶ必要があります。
・「完璧な介護」は存在しませんが、「素敵な介護」は存在します。家族が笑顔を絶やさない介護です。
・加齢による物忘れは、覚えてはいるがうまく思い出すことができない。
・サルコペニアとは、加齢とともに筋力や筋量が減少する症状です。
・フレイルは、運動機能が低下している、いわゆる老衰状態。転倒しやすく、要介護状態の前段階とされます。
・同居家族でも、気づく人と気づかない人がいる。
・初期段階で気づくには、認知症の知識があるかどうかがカギとなります。
・胃ろうをすると医療行為が必要となるため、施設の入所を断られることもあり、注意が必要です。
・海馬などが障害を受けるアルツハイマー型認知症の場合、元の性格は失われにくい。朗らかな人は、朗らかなまま記憶が失われる。
・考え無精。なにか聞かれてもよく考えずに「忘れた」「知らない」などと即答してしまう。記憶霜害とは違う「考えること自体をしない」という症状が出る。
・「源氏物語の講座に行きたい」とせがまれ、認知症の母に理解できるのかなと思いながらも連れていきました。講座後に迎えに行くと、母は大満足の笑顔。大事なのは本人が理解したかではなく、楽しんだかどうかなのだと気づかされました。
・家族が病状を知ろうとして、認知症初期に繰り返し記憶を確認することがあります。これは避けるべきでしょう。何度も能力を試されるのは屈辱です。
・すでに脚を失ってしまった人に、両脚で歩く訓練をしないように、認知機能が低下した人に、記憶力を元通りにする訓練を強いても意味がありません。
・子どもに対するような言葉遣いや態度は禁物です。
・自分がされて嫌だと思うことはしない、というつき合い方の基本は、認知症の人に対しても同じです。
・知らないと不可思議。知り、理解することが大切。
・認知症リテラシーの高い人が増えれば増えるほど、本人も家族もラクになります。
・最近注目されているのが、家族信託です。受託者を定め、財産管理を任せます。費用は手続きの時のみ。月々の支払いはありません。ただし認知機能がある程度保たれているうちに契約を結ぶ必要があります。
・「完璧な介護」は存在しませんが、「素敵な介護」は存在します。家族が笑顔を絶やさない介護です。
認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 (心のお医者さんに聞いてみよう)
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2018/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
心のお医者さんに聞いてみよう 認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 (大和出版)
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/06/22
- メディア: Kindle版
タグ:内門大丈
『本当の「心の強さ」ってなんだろう? 一生を支える折れないメンタルのつくり方』
・メンタルの弱い人は、不快なできごとへの対応力が弱いのです。
・メンタルの強さとは、生まれもった資質ではなく、自分で身につけていく「力」です。そして、自分を守るための武器でもある。
・心が弱いとは、「気分の波、感情の波をコントロールする力」が弱いのです。
・感情とは、自分の意志とは無関係に動いてしまう動物を飼っているようなもの。
・いろいろな感情を味わうことで、人は「心の奥行き」を深めていく、心豊かになっていくのです。
・ネガティブとポジティブの中間に「ニュートラル」という状態がある。
・兼好法師は『徒然草』でこう言っています。芸能を身につけようとする人が、「うまくなってから人前でやろう」と思っていると、一芸も身につけられない。へたでも、うまい人に交じり、笑われても恥じないで稽古をつづける人は、やがて上手になっていく。
・100点を出そうとしなくていい、自分の100パーセントの力を出しきる。これは、失敗を恐れなくする大事な秘訣です。
・傷つきやすく、1回の失敗で心が折れてしまう人が増えているといわれますが、それは1回しかやらないからいけないんです。
・ムチャぶりとは、自分の限界を広げるもの。
・やらなきゃいけないことを通じて「チャレンジに慣れる」ことは、自分の限界域を広げていくチャンスです。
・自分で殻を破れないままだと、卵の中で腐ってしまうことになるんです。やらなきゃならない環境が与えられるということは、自分から殻を破って成長するチャンスです。
・劣等感を言いわけにして、自分の課題から逃げようとするのが、劣等コンプレックスだ。
・劣等コンプレックスとは、劣等感が原因で、特定のことに意識がとらわれ、過剰に気にしすぎてしまう思考のクセ。
・「弱点」というのは、ある一面から見たときの価値観にすぎません。別の視点から見たら、まったく違って見える。
・大切なのは、「自分にないものをほしがるのではなく、自分のもっているものを輝かせていく」ことだとぼくは思います。
・過去は「自分の地層」なんです。どんなに消してしまいたいと思っても、なかったことにはなりません。
・人がやっているからとやりはじめても、そのうち苦しくなってしまいます。同じことを同じようにやろうとするから、差があらわれ、うまくいかないことに悩んだりするのです。
・「足の速さ」がすごく重要なのは子ども時代だけです。小学校のころは、足が速い子は人気があります。社会人になったら、仕事の速さは求められますが、足の速さは全く関係ありません。価値があると感じるものは、年齢によってどんどんうつり変わっていきます。
・「なんで故障したんだろう」と思うな。「せっかく故障したんだから」と思え。ものごとに意味のないことなんてないんだよ。
・「なぜ、こうなっちゃったんだろう?」と「なぜ(Why)」を気にするのは、過去の向いているんです。「せっかくこうなったのだから」と考えるようにすると、「では、どうすればいいのか(How)」とこれからできることに目が向きます。
・「イヤなことがないから、穏やかな心でいられる」のではなく、「穏やかでいるから、イヤなことがなくなっていく」ということもあるのです。
・TBSの安住紳一郎アナウンサーは、イヤなこと言われて傷ついたときには、カツカレーを食べて回復を図る、と言っていました。「カツカレーを食べれば大丈夫」「もうカツカレーを食べたから元に戻った」と自己暗示をかけているそうです。
・己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ歯を食いしばって前を向け
・自分の心が乱れていても、人に対して穏やかに挨拶ができる、礼儀正しくふるまえるということは、自分をコントロールできるということです。
・メンタルの強さとは、生まれもった資質ではなく、自分で身につけていく「力」です。そして、自分を守るための武器でもある。
・心が弱いとは、「気分の波、感情の波をコントロールする力」が弱いのです。
・感情とは、自分の意志とは無関係に動いてしまう動物を飼っているようなもの。
・いろいろな感情を味わうことで、人は「心の奥行き」を深めていく、心豊かになっていくのです。
・ネガティブとポジティブの中間に「ニュートラル」という状態がある。
・兼好法師は『徒然草』でこう言っています。芸能を身につけようとする人が、「うまくなってから人前でやろう」と思っていると、一芸も身につけられない。へたでも、うまい人に交じり、笑われても恥じないで稽古をつづける人は、やがて上手になっていく。
・100点を出そうとしなくていい、自分の100パーセントの力を出しきる。これは、失敗を恐れなくする大事な秘訣です。
・傷つきやすく、1回の失敗で心が折れてしまう人が増えているといわれますが、それは1回しかやらないからいけないんです。
・ムチャぶりとは、自分の限界を広げるもの。
・やらなきゃいけないことを通じて「チャレンジに慣れる」ことは、自分の限界域を広げていくチャンスです。
・自分で殻を破れないままだと、卵の中で腐ってしまうことになるんです。やらなきゃならない環境が与えられるということは、自分から殻を破って成長するチャンスです。
・劣等感を言いわけにして、自分の課題から逃げようとするのが、劣等コンプレックスだ。
・劣等コンプレックスとは、劣等感が原因で、特定のことに意識がとらわれ、過剰に気にしすぎてしまう思考のクセ。
・「弱点」というのは、ある一面から見たときの価値観にすぎません。別の視点から見たら、まったく違って見える。
・大切なのは、「自分にないものをほしがるのではなく、自分のもっているものを輝かせていく」ことだとぼくは思います。
・過去は「自分の地層」なんです。どんなに消してしまいたいと思っても、なかったことにはなりません。
・人がやっているからとやりはじめても、そのうち苦しくなってしまいます。同じことを同じようにやろうとするから、差があらわれ、うまくいかないことに悩んだりするのです。
・「足の速さ」がすごく重要なのは子ども時代だけです。小学校のころは、足が速い子は人気があります。社会人になったら、仕事の速さは求められますが、足の速さは全く関係ありません。価値があると感じるものは、年齢によってどんどんうつり変わっていきます。
・「なんで故障したんだろう」と思うな。「せっかく故障したんだから」と思え。ものごとに意味のないことなんてないんだよ。
・「なぜ、こうなっちゃったんだろう?」と「なぜ(Why)」を気にするのは、過去の向いているんです。「せっかくこうなったのだから」と考えるようにすると、「では、どうすればいいのか(How)」とこれからできることに目が向きます。
・「イヤなことがないから、穏やかな心でいられる」のではなく、「穏やかでいるから、イヤなことがなくなっていく」ということもあるのです。
・TBSの安住紳一郎アナウンサーは、イヤなこと言われて傷ついたときには、カツカレーを食べて回復を図る、と言っていました。「カツカレーを食べれば大丈夫」「もうカツカレーを食べたから元に戻った」と自己暗示をかけているそうです。
・己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ歯を食いしばって前を向け
・自分の心が乱れていても、人に対して穏やかに挨拶ができる、礼儀正しくふるまえるということは、自分をコントロールできるということです。
本当の「心の強さ」ってなんだろう?: 一生を支える折れないメンタルのつくり方
- 作者: 齋藤 孝
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2021/08/04
- メディア: 単行本
本当の「心の強さ」ってなんだろう?:一生を支える折れないメンタルのつくり方
- 作者: 齋藤 孝
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2021/08/19
- メディア: Kindle版
タグ:齋藤孝
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』
・「まだ大丈夫」なうちに判断しないと、判断そのものができなくなるのです。
・「できない」と「がんばっていない」はイコールじゃない。精神論だけで乗り越えられるものは多くはない。
・人は自分なりの常識や良識を身につけています。服のように。人によって色や形もさまざま。
・世の中に、あなたよりもっと過酷な状況の人はたくさんいるでしょう。もっと我慢している人も、もっと努力している人もいるでしょう。でもそんなのあなたにはカンケーないよね。つらいのはあなた、休みたいのもあなた、辞めたいのもあなた、追いつめられて心身を壊すのもあなた。他人は何もしてくれません。
・考えても解決しないことは、考えなくていいなって思いました。
・落ちているコップにさえ気づかないレベルなんで、そもそも汚れが見えない。よく夫から「気がつかないって幸せだね」って誉められます。
・そもそも緊張というのは「自分をよく見せよう」とする場合に起こりやすいと言われています。
・「うまく受け答えしよう」などと思わなくて大丈夫。「用件さえ話せればいい」ので気楽に連絡してみてください。
・自分の身体がおかしくなってるかもって思ったら我慢したらあかん。会社はいちいちあんたが本当に大丈夫かなんて考えてくれへんよ。
・全部我慢して身体壊して仕事しても、誰も感謝してくれへんし、責任もとってくれないんよ。
・「うらやむ」と「ねたむ」の違いを知っていますか。自分より上の人がいた場合に、「うらやむ」自分をその人の位置まで高めたいと思う。「ねたむ」その人を自分の位置まで落としたいと思う。
・ブラック出身で良かったこと。ふつうの仕事が超ラク。
・家族とはいえ、自分とは違う人間です。そのため、「理解してもらう」ことを重要な条件とするのを、まずやめることです。そいて「仕事や今の状態の話をしたら聞いてくれる」なら、それで十分と思ってください。
・「できない」と「がんばっていない」はイコールじゃない。精神論だけで乗り越えられるものは多くはない。
・人は自分なりの常識や良識を身につけています。服のように。人によって色や形もさまざま。
・世の中に、あなたよりもっと過酷な状況の人はたくさんいるでしょう。もっと我慢している人も、もっと努力している人もいるでしょう。でもそんなのあなたにはカンケーないよね。つらいのはあなた、休みたいのもあなた、辞めたいのもあなた、追いつめられて心身を壊すのもあなた。他人は何もしてくれません。
・考えても解決しないことは、考えなくていいなって思いました。
・落ちているコップにさえ気づかないレベルなんで、そもそも汚れが見えない。よく夫から「気がつかないって幸せだね」って誉められます。
・そもそも緊張というのは「自分をよく見せよう」とする場合に起こりやすいと言われています。
・「うまく受け答えしよう」などと思わなくて大丈夫。「用件さえ話せればいい」ので気楽に連絡してみてください。
・自分の身体がおかしくなってるかもって思ったら我慢したらあかん。会社はいちいちあんたが本当に大丈夫かなんて考えてくれへんよ。
・全部我慢して身体壊して仕事しても、誰も感謝してくれへんし、責任もとってくれないんよ。
・「うらやむ」と「ねたむ」の違いを知っていますか。自分より上の人がいた場合に、「うらやむ」自分をその人の位置まで高めたいと思う。「ねたむ」その人を自分の位置まで落としたいと思う。
・ブラック出身で良かったこと。ふつうの仕事が超ラク。
・家族とはいえ、自分とは違う人間です。そのため、「理解してもらう」ことを重要な条件とするのを、まずやめることです。そいて「仕事や今の状態の話をしたら聞いてくれる」なら、それで十分と思ってください。