『玻璃の天』

･｢お国｣なら裏切れる。しかし、｢自分｣は裏切れない。そうすることは｢卑怯｣だ。

･愛を選択した英雄の末路は、敗北であり、嘲笑の的となることだ。

･思っていても、平穏に生きていくためには口に出せない言葉がある。

･｢考えを持つとは、即ちそれに命を懸けることだ｣とおっしゃる男性なら、大勢いるだろう。自分の命だけではない。誰の命でも、その考えの前には羽根のごとく軽くなる。

･わたし達が進めるのは前だけよ。なぜ、こんなことになったのか。このことを胸に刻んで、生きていくしかないのだわ。

玻璃の天

• 作者: 北村 薫
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2007/04
• メディア: 単行本

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