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『浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト』 [☆☆]

・「物事を数値化し、数理現象・物理現象など事実だけを重んじる科目は、心を尊重し他人をいつくしむ人間性を否定しうる」という理由から、理数系科目の授業は大幅に削減されてしまった。

・ムズカシ面白い――浜村渚がたった今発明したこの形容詞は、数学好きたちにふさわしい、知性に溢れた言葉なのだと、僕は思った。

・数学の能力は、他を圧倒するためのものではなく、尊敬しあうためのものなのだ。

・数学というのは、覚えるものじゃなくて、理解するものなのね。

・数学の楽しみの基本は、自分で考えた答えが当たることだ。

・古代バビロニアでは、60進法が使われていました。それは、60が多くの約数を持つ便利な数だからです。3でも4でも5でも割り切れる……しかし、そんな60をも割り切れない、疎ましい自然数がありました。そのうち、一番初めに出てくるのが7です。……それゆえ、かの文明では、7は不吉な数として避けられていたのです。

・もし被告人に本当の友だちがいたら、こんな事件、起きなかったんじゃないですか。

・発見とは、万人と同じものを見ながら、誰も見つけられなかったものを見つけることである。

・実は数学が好きなのではなく、数学ができる自分に酔っているだけの人もいる。そういう人たちは、やたら他人と競争したがり、自分より数学ができない人を見つけては優越感に浸る。



浜村渚の計算ノ-ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)

浜村渚の計算ノ-ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)

  • 作者: 青柳 碧人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/17
  • メディア: 文庫



浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/17
  • メディア: Kindle版



タグ:青柳碧人
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