SSブログ

『50歳からはじめる俳句・川柳・短歌の教科書』 [☆☆]

・俳句は叙景詩といわれ、物事や風景を詠みます。一方、川柳は人間を客観的視点で詠み、短歌は個人の感覚や感情を風景を伴って詠みます。

・「ー」長音。ひとつの音を長く伸ばして発音する音を長音という。長音は一音として数える。

・「っ」促音。詰まる音。表記は小さい文字だが、一音として数える。

・切れとは、「間」であり句の切れ目のこと。文章ならば、「。」をつけられる部分。

・初心者が切れを作るテクニックとしては、名詞や切れ字(「~や」、「~けり」など)を使う方法がある。

・俳句を詠む際に最も大切な視点は、風景を俳句的に見なければならないことです。つまりそれは、見ているものを絞り込み、そのほかを省略すること。句の中心となる対象物を限定して詠むことこそが、句を成功へと導きます。

・人間を詠む川柳にとって、自分のことでも第三者の目をもって詠むことが大切です。

・句のリズムは、たった一文字でつまずきを与えてしまう。特に「で・ば・が・に」が出てきたら、言葉が変更できないか考えてみよう。

・コンテストでは、句の見た目も評価の対象です。選考に残る作品は、ひらがな、漢字、カタカナなど、句の全体の重さがよく考えられているといいます。

・下五は四コママンガでいうなら、いわばオチの部分です。ここを締める(推敲する)ことによって、句は一段とよくなります。

・折り句とは、言葉遊びのひとつで、各句の一文字目に五文字の言葉を一文字ずつ用いて作る歌のこと。



50歳からはじめる俳句・川柳・短歌の教科書

50歳からはじめる俳句・川柳・短歌の教科書

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 滋慶出版/土屋書店
  • 発売日: 2012/08
  • メディア: 単行本



nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0