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『文学少女見習いの卒業』 [☆☆]

・これは戯れの恋はしてはいけないという教訓です!

・遺書はなかったそうだ。遺書を残すような相手がいなかったってことなのかな……。

・誰とも口をきかず、お人形みたいにただ登下校を繰り返すなんて嫌だ。

・死にたいと願うほどの罪を犯したのに、死ぬ勇気が持てず、どうでもいい日々を過ごしている……。

・死んだほうがいいと思いながら生きなければならないなんて、考えただけで心臓がしめつけられて、泣きたい気持ちになる。

・どれだけ言葉を重ねても、同じものにはなれないのに……自分と他者とが違うものだと、思い知らされるばかりなのに……。

・今ある世界に希望が持てないのなら、世界がひっくり返ることは、喜ばしいことなのでしょうね。

・でもそこで、だから仕方ないんだなんて悟っちゃダメなんです! 弱さや淋しさを言い訳にしちゃダメなんです……っ。

・全部壊して、捨てて、一人ぼっちになりたかったんだって。そしたら、傷つくこともなくなるから。

・決断をうながされても、ぐずぐずと不幸を嘆くだけで、答えられない。未来の決断ができないまま、うずくまり、震えている。

・好きですという言葉が、恋とは別の意味だということも、ちゃんとわかっていた。



“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

  • 作者: 野村 美月
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/08/30
  • メディア: 文庫



タグ:野村美月
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