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『ブレイン・スタイル よりよい人間関係をつくる「4つの脳」』 [☆☆]

・人にはそれぞれ、なぜか知らないけれど、「苦にならない」ということがある。ある人にとってはそのことをすることが物凄く苦になるのに、別の人には同じことが何にも苦にならない。「苦にならない」時は、自分のブレイン・スタイルにそった活動をしている時である。

・Kタイプは「石橋を叩いて渡る」。Cタイプは「手をつないで石橋を渡る」。COタイプは「石橋を、歌いながら渡る」。Dタイプは「石橋を叩きすぎて、石橋を壊す」。

・誰でも生活をしなければならないから、生産的でなければならない。お金を稼がなければならない。そうした点で有能でなければならない。しかしお金持ちになる必要はない。

・私たちの脳は、特定の方法で物事を処理するようにできており、この元々の特性は、どんなに教育や養成を受けても、越えることはできない。

・他人の良い答えを思い出すことに重点を置かれても、あなたの躍進は生まれない。自分のアイディアを出すことよりも、他人の良い答えを思い出すことで、自分をよく見せるよう努力を集中していると、残るものは、真似された賢さだけだ。

・私たちは、その人に期待することがおかしいことを期待することで、どれほどの怒りや失望というマイナスの感情に悩まされているだろうか。どれほどいろいろな人間関係のトラブルを起こしているだろうか。

・相手のすることを「馬鹿らしい、そんなことに何の意味があるのだ」と思うことがあろう。しかしそれは、あなたのブレイン・スタイルにとって意味のない馬鹿らしいことで、相手のブレイン・スタイルにとっては意味のあることなのである。

・プレッシャー、特に時間のプレッシャーの中で新しい決断をするのが得意ではない。なぜこのようなプレッシャーに弱いのか。それは自分の人生で何が大切かが分かっていないからであろう。

・右脳は個人的解釈のレンズを通して世界を見る。すぐ前に聞いた褒め言葉で有頂天になり、ちょっと前に聞いた批判で「ほっぺたをひっぱたかれた」気持ちになり、意気消沈する。

・私たちは、いつも「いい人」でいられるわけではない。だから人に恩恵を与えることばかり考えてはいけない。そうしないと仕事はできない。

・心配する人は、ちょっと人に聞けばいいことを、すべてきちんと事前に自分が分かっていないとひどく心配する。人に聞けば分かるようなことにあまり神経質になるな。

・他人の秘密を話して友達を作ることには気をつけること。

・「自分の不得意なところ」に価値をおいてしまうが故に、人は一生不幸でいる。あなたが最も影響されてはいけない人は、「あなたの不得意なところ」を価値があると言う人である。そういう人と心理的に関わってはいけない。

・私たちは、彼らにはよくできて自分たちにはできないようなことに感嘆する。競争は、目標と焦点をもたらす。しかし焦点は、外にある。他人に焦点を当て続けると、自分の長所を見失ってしまう。

・あるところへ荷物を届けるように指示される。誰もその場所に行く道を知らない。COタイプは「あっちじゃないかなー」と直感で運転を始める。Cタイプは人に聞く、あるいは一緒に行く人を探す。Dタイプは店に行って地図を買おうとする。Kタイプは「知らないところへ行けということは無理だ」と行こうとしない。

・あなたが使っている脳の器官は、パターンを見る、イメージを作る、可能性を抽象的に処理し、素早く分類し、テストし、診断し、排除する。それがあなたの創造の仕組みなのだ。言い換えれば、ある問題についての新しい理解に達する仕組みなのだ。

・良いリーダーは、チームや家族を動かすのではなくて、チームの動きを見守る人である。

・「状況の判断や評価は早いが、行動の決断は遅い」のは慎重という長所でもあるが、おそらく勝ち馬に乗ろうとするからではないか。いつもどれが得か損かを考えるから、行動の決断は遅くなる。

・先見力は、現在からのきわめて小さな手がかりを用いて未来の中での生活を考える能力である。先見力は瞬間的に未来に到達する。

・ゲームに勝つことが大好きだ。難しければ難しいほどいい。しかし、ゲームを考え出さない。

・もしプランを立てるなら、たったひとつの融通のきくものより、三つのプランを立てる方が簡単だね。追いつめられてしまうより、退却の方がましだもの。

・人を察する才能がありながら、自分に自信のない人は、他人が自分をどう見るかを考えて、びくびくして冷静さを失いがちである。

・他人からよく思ってもらうために自分が払った犠牲を思い、いつも人を恨んでいる。





ブレイン・スタイル―よりよい人間関係をつくる「4つの脳」

ブレイン・スタイル―よりよい人間関係をつくる「4つの脳」

  • 作者: マーレーン ミラー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 単行本



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