『日本一シンプルな相続対策 今なら間に合う!認知症になる前にやっておくべきカンタン手続き』
・認知症は生きていても「法的な死」になる
・肉体よりも先に、認知症になるわけですから、相続対策が手遅れになるのです。そして、相続対策以前に、生きている間の介護費用にも資金不足(実は預金はあるのに使えない)を起こしてしまい、子供に負担を強いてしまうのです。
・「実家」も同様で、司法書士も本人の売る意思確認義務があるのですが、認知症ではそれも叶わず、不動産屋さんも法務局も受け付けませんから、売れずに廃墟化が進み、全国的に空き家が問題化しました。世の中では相続で空き家が増えていると認識していますが、本当の原因は生前に起きているのです。
・特養は、要介護3以上が入居条件です。しかし相当進んだ認知症の方でも、自分で動ける人は「要介護1」とされて要件を満たしません。私の担当した案件でも、自分の名前もわからないのに、歩けるので「要介護1」でした。だから特養に入れませんでした。
・財産が少ないとしても、少ないからこそ、それをめぐってもめやすいのです。司法統計によれば、家庭裁判所の相続紛争の7割が、相続税すらかからない5000万円以下なのです。
介護は子育てと異なり、ゴールはなく、長生きはリスクになり得るのです。
・認知症になった親も、意識はあるので、自尊心があります。これが重要です。感情面では、むしろ認知症患者は敏感で、大切に扱われなければ、暴れたりもします。
・肉体よりも先に、認知症になるわけですから、相続対策が手遅れになるのです。そして、相続対策以前に、生きている間の介護費用にも資金不足(実は預金はあるのに使えない)を起こしてしまい、子供に負担を強いてしまうのです。
・「実家」も同様で、司法書士も本人の売る意思確認義務があるのですが、認知症ではそれも叶わず、不動産屋さんも法務局も受け付けませんから、売れずに廃墟化が進み、全国的に空き家が問題化しました。世の中では相続で空き家が増えていると認識していますが、本当の原因は生前に起きているのです。
・特養は、要介護3以上が入居条件です。しかし相当進んだ認知症の方でも、自分で動ける人は「要介護1」とされて要件を満たしません。私の担当した案件でも、自分の名前もわからないのに、歩けるので「要介護1」でした。だから特養に入れませんでした。
・財産が少ないとしても、少ないからこそ、それをめぐってもめやすいのです。司法統計によれば、家庭裁判所の相続紛争の7割が、相続税すらかからない5000万円以下なのです。
介護は子育てと異なり、ゴールはなく、長生きはリスクになり得るのです。
・認知症になった親も、意識はあるので、自尊心があります。これが重要です。感情面では、むしろ認知症患者は敏感で、大切に扱われなければ、暴れたりもします。
日本一シンプルな相続対策 - 認知症になる前にやっておくべきカンタン手続き -
- 作者: 牧口 晴一
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2023/02/21
- メディア: 単行本
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- 発売日: 2023/02/21
- メディア: Kindle版
タグ:牧口晴一
2024-05-19 22:47
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『よもだ俳人子規の艶』
・「自分」は必ず二人いる。普段は「主観」で物事を感じ、活動しているけれど、一方でそれを「客観」的に眺めているもう一人の「自分」がいる。
・俳句は、傑作を求める世界じゃない。たまたま見事な句ができても、呼吸がきれいにきまったくらいなもの。
・人はいつも何かを求めて生きている。それが「どんなものか」によって「偶然の出会い」が生まれ、人生そのものが変わっていく……。だから、心の中で何かを求める時は、その芯のところは精錬でなくてはならない。そこに邪心があったら、良い「偶然」は訪れない。
・未経験な事柄がお題になると、アタマの中だけで詠んでつまらない句ばかりがダラダラできてしまう。いわゆる観念的な句で、情緒だけで勝負するようなくだらないものばかりになる。
・現代は、どこも清潔に保たれてて、人為的な香りは感じられるけど、それ以外の匂いや臭いになかなか出会えなくなってきている。
・俳句は、傑作を求める世界じゃない。たまたま見事な句ができても、呼吸がきれいにきまったくらいなもの。
・人はいつも何かを求めて生きている。それが「どんなものか」によって「偶然の出会い」が生まれ、人生そのものが変わっていく……。だから、心の中で何かを求める時は、その芯のところは精錬でなくてはならない。そこに邪心があったら、良い「偶然」は訪れない。
・未経験な事柄がお題になると、アタマの中だけで詠んでつまらない句ばかりがダラダラできてしまう。いわゆる観念的な句で、情緒だけで勝負するようなくだらないものばかりになる。
・現代は、どこも清潔に保たれてて、人為的な香りは感じられるけど、それ以外の匂いや臭いになかなか出会えなくなってきている。
『子どもが心配 人として大事な三つの力』
・非行化の分岐点は「勉強についていけるか、いけないか」と感じます。
・いまは「みんな違っていい」とよく言われますが、子どもの多くは「みんなと同じがいい」と思っています。「みんなと同じじゃなくてもいいんだよ。自分のやりたいことをやろうよ」なんていうのは、大人の勝手な理論でしかないのです。
・みんなと同じようになるのが大前提で、多様性はそのうえに乗っかっているもの。最近はそこを勘違いして、「多様性」という言葉を簡単に使いすぎているような気がします。
・人が一番幸せを感じるのは、人の役に立つこと。
・日本には「三つ子の魂百まで」という言い伝えがあります。「幼いころに形成された心は老年になっても変わらない」ということを意味しますが、同じようなことわざが世界中にあって、少なく見積もっても150以上の国で伝えられています。
・昔は数え年ですから、「三つ子」は二歳くらいでしょうか。だとすれば、ゼロ歳から二~三歳くらいにどんなことをどんなふうに教育するかは大変重要だということです。
・バーチャル体験への依存が高まると、「知っている」という思い込みがどんどん強くなることも問題です。私の言う「バカの壁」をより堅固にし、自分が知りたくないことについて自主的に情報を遮断する危険がより高まりそうです。
・脳科学から言うと、「神が降りてくる」とは、演技への集中が極まると、前頭葉の働きがピタッと止まった状態らしいとわかりました。鍛錬を積んで、身体と一体化した演目が、前頭葉の判断・指令を必要とせずに、自動化されて演じられたとも捉えられます。
・何かに依存していることと、何かに夢中になることとはまったく違う。一番の違いは、何かに夢中になっている自分自身を客観視できているかどうか、でしょうね。たとえばファーブルは、自分自身が周囲の人たちとは違う、変わっていることを自覚していました。
・人工知能でも、自然知能でもない「天然知能」が創造性を生み出す。
・大学で教えていると、「よくここまで上手に教育制度に適応してきたな」と思ったこともしばしばです。これは褒め言葉ではなく、「自分の頭で考えず、何の疑問もないまま頭に知識を詰め込んできたんだね」という半ば皮肉です。
・いまは「みんな違っていい」とよく言われますが、子どもの多くは「みんなと同じがいい」と思っています。「みんなと同じじゃなくてもいいんだよ。自分のやりたいことをやろうよ」なんていうのは、大人の勝手な理論でしかないのです。
・みんなと同じようになるのが大前提で、多様性はそのうえに乗っかっているもの。最近はそこを勘違いして、「多様性」という言葉を簡単に使いすぎているような気がします。
・人が一番幸せを感じるのは、人の役に立つこと。
・日本には「三つ子の魂百まで」という言い伝えがあります。「幼いころに形成された心は老年になっても変わらない」ということを意味しますが、同じようなことわざが世界中にあって、少なく見積もっても150以上の国で伝えられています。
・昔は数え年ですから、「三つ子」は二歳くらいでしょうか。だとすれば、ゼロ歳から二~三歳くらいにどんなことをどんなふうに教育するかは大変重要だということです。
・バーチャル体験への依存が高まると、「知っている」という思い込みがどんどん強くなることも問題です。私の言う「バカの壁」をより堅固にし、自分が知りたくないことについて自主的に情報を遮断する危険がより高まりそうです。
・脳科学から言うと、「神が降りてくる」とは、演技への集中が極まると、前頭葉の働きがピタッと止まった状態らしいとわかりました。鍛錬を積んで、身体と一体化した演目が、前頭葉の判断・指令を必要とせずに、自動化されて演じられたとも捉えられます。
・何かに依存していることと、何かに夢中になることとはまったく違う。一番の違いは、何かに夢中になっている自分自身を客観視できているかどうか、でしょうね。たとえばファーブルは、自分自身が周囲の人たちとは違う、変わっていることを自覚していました。
・人工知能でも、自然知能でもない「天然知能」が創造性を生み出す。
・大学で教えていると、「よくここまで上手に教育制度に適応してきたな」と思ったこともしばしばです。これは褒め言葉ではなく、「自分の頭で考えず、何の疑問もないまま頭に知識を詰め込んできたんだね」という半ば皮肉です。