SSブログ

『いるか句会へようこそ!』 [☆☆]

・「わたし」って言わなくても、俳句は作者が出ているから。「わたし」とか「我」って俳句で使うときは、よほど強調したいときに使う言葉だって、入門書に書いてあったような。

・初心者が持つ歳時記は、季節ごとに分冊された文庫本よりも、すべての季節が網羅された合本のほうがいいということだった。なぜかというと、初心者は文庫本の夏だけしか持っていないと、自分の作った俳句に夏以外の季語が使われていても気づかない場合が多いからだそうだ。

・今の流行りすたりの時事的なことを川柳にならないように俳句にするには技量がいりますから、気をつけてくださいね。

・たぶん、ただの観光で来ていたら、すごいね~って言って、通り過ぎるだけだと思うけど、見たものや感じたものを俳句にしようとして真剣に見て回ると。自分の眼でよく観察しようという気持ちになる。

・「唐衣きつつなれにし妻しあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」を思い出したのだった。この一首の各句の頭の文字をつなぎ合わせると、「かきつばた」となり折句になっている。





いるか句会へようこそ!  恋の句を捧げる杏の物語

いるか句会へようこそ! 恋の句を捧げる杏の物語

  • 作者: 堀本裕樹
  • 出版社/メーカー: 駿河台出版社
  • 発売日: 2014/06/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:堀本裕樹
nice!(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

トラックバック 0