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『金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ』 [☆☆]

・平均的になるな。平均的な投資家は頭のいい投資家を金持ちにする。

・行動することが大事なのは、人間は間違いから学ぶからだ。間違いが悪いものだという考えは、それこそが悪い考えだ。間違いを犯さなければ人は学べない。

・本書は解答集ではなくガイドブックだ。なぜなら、現実の世界に「正解」はないからだ。そこにあるのは、「あなたに合った答え」だけだ。

・今、自分たちはファイナンシャル教育をしている誇らしげに言う学校がたくさんある。でも、実際のところ、彼らが与えているのはファイナンシャル・トレーニングであってファイナンシャル教育ではない。

・私たちには一つルールがあった。それは一つの物件を買う前に百の物件を見ることだ。

・お金の世界とファイナンシャル教育において一番大事な言葉はキャッシュフローだ。

・ファイナンシャル教育を充分に受けていない投資家の大部分はキャピタルゲインを目的に投資する。

・賃貸不動産の価値を決めるカギはその地域に仕事があるかどうかだ。私たちは高級住宅地には投資せず、多くの労働者を恒常的に必要とする地域にある労働者用の物件を中心に投資した。

・90パーセントのアマチュア投資家はキャピタルゲインを目的に投資している。つまり、株式や不動産、金や銀の価格が上がることをあてにしている。これはギャンブルだ。

・たいていの人は雇い主が自分にお金を送ってくれるからこそ働いている。貧乏な人や引退した人も、政府が自分にお金を送ってくれることを期待している。言い換えれば、人が他人にお金を送っているからこそ世界は機能している。

・昔ながらのファイナンシャル・アドバイザーが「分散投資」を勧める時、たいていの場合、それは一種類の資産──紙の資産──の中での分散を意味している。

・仕事関係の知り合い、家族以外で、あなたが多くの時間を一緒に過ごす人を六人挙げてみよう。そして、その六人がどのクワドラントに属しているか考えてみてほしい。友達はあなたの鏡と言えるから、それによって鏡に映った自分の姿を見ることができる。

・キャピタルゲインを目的に投資するのは、本当の意味での投資ではない。技術的観点から見ると、それはトレーディングだ。トレーディングを簡単に言えば、「売ることを目的に何かを買うこと」だ。

・不動産バルブの時期、短期の売買で利益を上げようとする「フリッパー」たちは自分たちのことを投資家だと思っていた。でも、実際のところ、彼らは不動産のトレーダーだった。

・私たちが考える経済的自由とは、一生続くキャッシュフローを確立することだ。

・それはいわば馬の糞に消臭剤をかけてビニール袋に入れ、肥料として売り出すようなものだった。サブプライムローンと馬糞との違いは、馬糞はうまく使えば本当に肥料として価値を持っていることだけだ。

・たいていの人は、この巨大なお金の海のそばにただ立っているだけだ。なぜなら、泳ぎ方を教えてもらったことがないから、飛び込むのが怖いのだ。

・オキシモロンとは、一言で言うと「矛盾した言葉を一緒に使った表現」だ。ジャンボ・シュリンプ、公共サービス、無痛歯科治療、正直な政治家、聖なる戦いなどがその例だ。

・保険をかけずに車を運転する人はいない。家を買った時も保険をかけるのが普通だ。それなのに、大部分の投資家は保険をかけずに投資する。

・ロビン・フッドは国王をはじめとする支配者たちを非難し、「私は金持ちから盗んで貧乏な人たちに与えている」と言って自分の行為を正当化した。今の世の中には、金持ちから盗んで自分たちのものにしてもかまわないと信じている人がたくさんいる。

・経済が悪化し貧困層に転落する人が増える一方、ロビン・フッドに変身する人も増えている。空き巣狙いや自動車泥棒、誘拐犯、銀行強盗など。

・もし今すぐ兆万長者(トリリオネア)になりたかったら、オンラインでジンバブエの一兆ドルの紙幣を買いさえすれば。それで、「私は兆万長者だ」とみんなに言って回ることができる。

・中流の人のライフスタイルで大事なのは「金持ちである」ことではなく、「金持ちに見える」ことだ。大きな家、高級車、おいしい食べ物、休暇旅行、いい教育。

・この世の中には世界を救いたいと思っているのに、自分を救うことができないでいる人が多すぎる。

・学校には、社会主義的な考え方がどことなく漂っている。表立ってはいわないが「金持ちは強欲だ」と匂わせる考え方だ。

・学校は今も、人々をプロレタリア階級の人間にするための教育を与え続けている。つまり、卒業したら高給の取れる仕事を探すように学生に教えている。

・教育は情報を意味のあるものに変える力を私たちに与える。

・情報時代には、お金に関する情報があふれている。でも、ファイナンシャル教育がなければ、その情報を生活に役に立つ意味に変えることはできない。

・お金に関する教育を受けていないと、たいていの人は前に進めない。前に進むどころか、そういう人は過去に生き、時代遅れの経済的価値に固執する。

・覚えておこう──人に魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えることで、本当の変化を起こすことができる。

・残念なことに、学校は人に魚を釣ることを教えずに、魚を売る人を連れてくる。つまり、銀行員やファイナンシャル・プランナーのように、魚の釣り方を教えるのではなく魚を売る人たちを連れてくる。

・ファイナンシャル・プランナーや株式ブローカー、不動産ブローカー、保険の販売員などがファイナンシャル教育を装ったセールストークを並べる。





金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ: 知っている人だけが得をするお金の真実 (単行本)

金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ: 知っている人だけが得をするお金の真実 (単行本)

  • 作者: ロバート キヨサキ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2015/03/25
  • メディア: 単行本



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