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『なぜ妻は、夫のやることなすこと気にくわないのか』 [☆☆]

・女性のわがままは先天的で、普遍的なものである。「一生幸せにする」という呪いの言葉を口にした瞬間から、あなたの不幸は始まっているのである。

・ビジネスの世界では、結果がすべてである。いくら努力しても、成果につながらなければ意味がない。では、なぜ同じことを夫婦関係や家庭内のマネジメントにも応用できないのだろう?

・行き損ねた場所が出ると、損をした気分になる。まるでスタンプラリーのようにせかせかと観光スポットを巡り、予定通り行動して多くの場所を巡ることができると、達成感と満足感を覚える。男性の旅行は、そんなパターンが多いようだ。

・旅先での夫婦げんかを防ぐには、スケジュールがガッチリ決められていて、自由行動の少ないパックツアーに参加するのがいいのかもしれない。

・同じX染色体が2本あるメスの場合、複製ミスが起きても修復は可能だ。ところが、オスが持つY染色体は1本しかないために修復がきかず、壊れたらそのまま放置される。このため、人類が誕生して以来、Y染色体はすり減り、小さくなってきた。

・人類が誕生した時、Y染色体とX染色体は同じくらいの大きさと長さだったと考えられるが、現在ではX染色体には約1098の遺伝子があるのに対し、Y染色体は約78と、14分の1にまで減少してしまった。あと500万年も経つと、Y染色体はなくなり、男性はいなくなるという。

・「オウム返し(バックトラック)」と呼ばれるテクニックだ。相手の発言のキーワードや言葉尻を、そのままくり返して言うことによって、相手は「私の話を聞いてくれている」「私の言いたいことが伝わっている」という安心感を得られる。

・夫が犯しがちなミスに、妻の発言を否定したうえで自分の意見を話すことだ。

・今や時代は変わった。「時にはホストのように」と割り切って、甘く優しく妻を褒めたおすことが、現代の夫たちに必要なスキルである。

・イタリア人男性は、街で見かけた知らない女性であれ高齢の女性であれ、異性に会ったらまず褒めるのが一種のマナーになっているという。女性を褒めないのは、存在を無視しているようで、かえって失礼にあたると考えているのだ。

・必ずしも高価なプレゼントや特別なディナーでなくてもかまわない。「記念日当日に送る一輪の花は、3日後のダイヤにも勝る」。

・なかったことにしていちいち相手の失策を指摘しないのが、お互いに余計なストレスを生まない家庭のルールなのである。

・「俺は家事をちゃんとやっている」と自認している人は、自分が思っている「ちゃんと」のレベルが妻から合格点をもらえる水準に達しているかどうか、一度きちんと確かめておいたほうがいい。

・何もできない夫のほうがもともと期待していないだけに腹も立たないのだ。「自分が家事を分担する」と言っておきながら、気分次第でやったりやらなかったりするタイプの夫がもっとも妻に嫌われるのだ。

・手柄はすべて妻に譲ろう。「私のほうが大変だ」と悲劇のヒロイン気分にひたって、がんばっている自分に陶酔して、妻の気が鎮まるならそれでいいではないか。ビジネスの世界では、部下に手柄を譲ることができる人が、デキる上司だ。

・デキる男は、陰の努力や我慢を表に出さず、自分の能力をひけらかすこともせず、物事をやり遂げていくものだ。家庭でも、自分がすべきことをきちんとやりながらもぐうたら亭主を自認して妻を立てるのが、デキる夫の美学なのだ。

・嫁姑関係では、どんな時でも必ず妻の味方につく。自然の順序でいけば、妻よりも先に他界するのは自分の親だ。この先一生つき合っていくパートナーである妻を大切にしなければいけないのは、自明の理。

・わざわざ、やったことを報告するなんて野暮なことはしない。

・最低限の家事もできない場合は、せめて食事や掃除に文句を言わないようにしたほうが平穏を保てるだろう。

・これまで妻をないがしろにしてきて、定年後にいきなり「これから暇になるので、仲良く一緒に暮らしましょう」と言われても、妻にとっては「何を今さら?」という感じだろう。

・定年後の生活を充実させるには、「きょういく(今日行くところ)」と「きょうよう(今日やる用事)」が必要だと言われている。

・昼寝はしてもいいが、30分以上寝てしまうと中途半端に深い睡眠に入ってしまうため、目が覚めても体がだるく頭がぼんやりしてしまう。

・自分から何かしら行動を起こせば、次に「やること」も芋づる式に出てくる。「何かあればやる」「何かやりたいことが見つかったらやる」という受け身で消極的な態度では、「何か」は永遠に見つからないだろう。

・「100%理想通りで、嫌いなところはゼロ」という相手など存在しない。家族というものは、自分の子供であろうと親兄弟であろうと、だいたい8割くらいはうざったいものだ。それでも2割は可愛い、愛おしいと思えるところがあるからずっとつき合っていけるのだ。

・妻に先立たれた男性は一般に短命だ。これはさまざまな理由が考えられるが、私は「男は最低限の家事ができない」というのが答えの一つではないかと思っている。特に自分で料理ができないと、人はたちまち衰えていく。

・「祖父と孫」の組み合わせは案外いい。祖母の場合、自分の体験に基づいた育児のやり方や子育て方針を娘(もしくは嫁)に押しつけてしまい、祖母と女同士の対立を生むことも起こりうるが、祖父の場合はそんな心配もない。





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  • 作者: 石蔵 文信
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 新書



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