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『防犯先生の子ども安全マニュアル』 [☆☆]

・「変な人」の基本は、「その場、その時、その人に似つかわしくない人」です。3つのどれかに当てはまるなら、それは「変な人」です。

・「変な人」の中から、あなたや、あなたの周りにいる人や場所に、強い関心を持つ人が出てきます。用もないのに、あなたの近くを徘徊したり、話しかけてきたり、視線を投げかけたりする人です。それが「怪しい人(不審者)」です。

・「怪しい人」がさらに怪しさを強め、あなたやその場に直進してきたとします。明らかに凶器(刃物や棒、握りしめた拳など)を持った人がいたとします。そうなると、それは「危ない人」になります。

・「犯罪者は無差別に被害者を狙う」 そう思いがちですが、ほとんどの犯罪者は「自分よりも弱い」とみなした人を狙います。

・自分の行き先を見失った子供は「迷い子」状態です。だから、どんなウソの行き先を教えられても、「親切なおじさんに教えてもらった」ことになります。

・「キョロキョロ」は、その時その場の自分の興味・関心だけに熱中する「ジコチューな子供」によくあらわれます。「肝心なことがいつも見えていない子供」とも言えます。

・犯罪者は「自分で何かをしっかり決められない子供」にも関心を向けます。「この子は、人の言うことに動かされやすい子供だ」と考えるからです。

・「防犯ブザー」を、園や学校の敷地の内側の壁や廊下などに貼り付け、臨時の「非常ベル」をつくる。

・「死角」とは、被害者から「まさか」「そういえば」と言われる空間、時間そして人です。

・強い明かりを出す街路灯がひとつポツンとあったほうが、やりやすいといいます。そのほうが、被害者を選ぶのには好都合ですし、明かりのまわりはたいてい「非常に暗いところ」になり、逆に身を隠しやすいからです。

・「明かりが少し暗くても、その光が連続し、かつ10メートル先の人の顔がぼんやりとでもわかるくらいの光が一番いやだ」 多くの犯罪者は、そう口にします。

・「明かりがあるところは安全」という「明かり神話」にはよりかからないことです。

・昔は、「鬼ごっこ」などの遊びを通して、身をかわしたり、ダッシュしたり、ジタバタする力が自然に身についたものです。

・危機には、ほとんどの場合、なにかしらの前兆があります。その前兆を「変だ」と感じとる力がとても大切です。

・「まさか」を言い換えると「死角」になります。「死角」とは、自分の中にある「常識」を超えた状態のこと。逆にいえば、自分自身の常識が「死角」の大元になっているのです。

・子供を狙う犯罪者は、大人を嫌います。理由は簡単で、大人には、体力も、危険を察知し周囲に知らせる能力も、同等か、もしくは負けるからです。

・知らない、あるいは知っている大人の人でも、特別な用もないのに、なれなれしく近づいてきて話しかける人には注意が必要です。



防犯先生の子ども安全マニュアル

防犯先生の子ども安全マニュアル

  • 作者: 清永 賢二
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2008/04/10
  • メディア: 単行本



タグ:清永賢二
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