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『「カエルの楽園」が地獄と化す日』 [☆☆]

・本物の危機は危機を危機とも思わないところからやってくる。

・まるで中学生の弁論大会で聞くような主張です。綺麗事だけの、中身のない空疎な言葉。

・朝日にとって、日本人の危機意識不足を可能な限り存続させて、国民に危機意識を持たせないようにすることが、大きな課題なわけです。

・沖縄の二つの新聞は新聞社の名を借りた政治結社だ、と断じている。

・憲法改正されて困るのはどこかというと、中国と南北朝鮮だけです。

・頼めばやめてくれると思っているんです。根が善良で、無知なのです。

・この寓話が伝える教訓は「助けてはいけない奴は、やはり助けてはいけない」ということですね。

・キッシンジャー「国家に真の友人はいない」。マキャベリ「隣国を援助する国は滅びる」。チャーチル「わが国以外は仮想敵国である」。

・日本人の現実を無視した絵空事の考え方は、まず「相手の善良を疑ってはいけない、信頼せよ」からすべてが始まるわけです。

・中国相手の南京大虐殺。韓国を中心とした慰安婦。それから靖国参拝。これらはすべて、朝日新聞が火をつけて炎上させたものです。

・日本は先進諸国に比べて圧倒的に、新聞やテレビなどマスコミの言うことを信じる人が多い。特にテレビの影響は絶大です。国民の七割がテレビの言うことを信じています。他の先進国、アメリカやイギリス、ドイツではだいたい二割から三割の人しかテレビを信じていない。

・中国にとって、沖縄の米軍が出てくるかどうかの読みが一番難しい。米軍を追い出したいから、沖縄県民と米軍を仲違いさせて日米同盟に楔を打ち込み、米軍を出動できなくするか、撤退させる。

・中国は2016年に、無戸籍者に戸籍を与える方針を打ち出しましたが、これは人道的見地からというよりも、おそらく彼らにパスポートを与えて、海外に移民させる目的のためと睨んでいます。

・中国共産党は、人の命を何とも思っていません。何百人死のうと、歴史上よくあることですから。

・古い知識と意識を持った多くのジャーナリストや文化人たちは頭がついていかないのです。

・沖縄タイムスや琉球新報は、米軍基地を追い出すとあれほど言っていますが、もし中国に占領されて軍事基地を建設されたとしても、大歓迎の社説を掲載するのではないでしょうか。

・とにかく、アメリカに対抗する共産主義は素晴らしいものだという意識が、日本の知識層にはずっと残っているのです。

・人類は古代からずっと自分たちの共同体を守るために犠牲を出してきました。その代わり、みんなの犠牲になった人に敬意を払うわけです。名誉も与える。靖国神社にも祀る。

・今、マスコミは政治家の靖国参拝を徹底的に批判しています。靖国参拝批判は、戦ってもまったくの無駄死にだという思想を国民の間に作っています。

・自分たちが死ぬことによって国が守れるかもしれない、日本という国の礎になるという思いで死んでいったのですから。ところが現在のマスコミは、そういう死に方をしても無駄だよ、という強固な言論空間を構築しています。死んだら丸損だよ、と。

・206年4月の熊本地震でも、自衛隊の炊き出したカレーライスは食べたくない、と反対した市民グループがありました。

・自衛隊の迷彩服を見たら不安になるというのがどういう意味か、とっさにはわかりませんでした。では、中国人民解放軍の迷彩服を見たら安心するのでしょうか。

・本来なら、自分たちを守ってくれるはずの自衛隊を見ても安心できない、日本では逆に不安になる。

・日本の新聞社やNHKは「日中記者交換取極」に従って、(1)中国を敵視してはならない(2)米国に追随して「二つの中国」をつくる陰謀を弄しない(3)両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げない、という政治三原則を守り、中国に対して不利な報道を行なわないことを約束し、北京に記者を置くことが許されています。中国の意に反する報道を行なえば、記者の常駐が禁じられるのです。

・トルコは領空侵犯を理由にロシアの戦闘機を撃ち落としました。プーチンは激怒しましたが、トルコとは戦争できませんでした。なぜなら、トルコはNATO加盟国ですから、トルコと開戦すればアメリカとも戦争することになる。これが抑止力ですよ。

・「自国を守ってもらいたいが、他国を守るの嫌だ」などという国は、誰にも相手にされないでしょう。

・「子供を戦争に送るな」というスローガンが叫ばれていましたね。自分たちの子供が戦争で死ぬ未来を想像できるなら、どうして日本が侵略されて自分たちの子供が虐殺されるという想像をしないのでしょうか。想像力のバランスが悪すぎます。

・世界は、チベット、ウイグルの武力侵攻と虐殺を見ていましたが、非難しただけで本当に止めようとはしませんでした。これが世界史の事実です。

・日本の野党の場合、リベラルは反日を意味します。日本を貶め、弱体化させる政策なら賛成、国防や安全保障を真剣に扱うのには反対。反日を政治の目的にしているから議論がおかしくなる。



「カエルの楽園」が地獄と化す日

「カエルの楽園」が地獄と化す日

  • 作者: 百田尚樹
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2016/11/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「カエルの楽園」が地獄と化す日

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  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: Kindle版



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