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『顔ニモマケズ』 [☆☆]

・看護師さんがこう言ったんです。「君は、いつも自分のことばかり気にしてるけど、君を大事に思ってくれている人のことを考えたことはあるの?」と。

・外見に自信のない人は、コミュニケーションに対して消極的になりがちです。すると、出会いも少なくなって、周囲にアドバイスをくれる人がいないかもしれません。

・外に出たら、何かがある。嫌なこともあるけど、たとえば旅行に行けば良い景色を見つけられる。

・逆に、私の中で焦りのようなものが生まれました。「私、すごい普通だからこのままだと埋もれてしまう」という。

・中学のことはクラスメイトから症状のことで色々言われましたけど、高校時代のクラスメイトはなんというか、私の症状は気にしないというより、「眼中にない」という感じでしたね。

・いじめって集団の中で「異物」を排除しようとする動きだと思うんです。ただ高校の同級生はみんながそれぞれ「異物」だから、そもそも異物が存在しないんですよね。

・母親が福祉関係の仕事をしていて、よく「人間の5人に1人は何らかの障害を持って生まれてくる」と言っていました。人間は、本人が気づかなかったり表に出てこないだけで、ほとんどの人が何らかの障害を持って生まれてくるらしいんですね。

・一昔前、色々な人種が集まるアメリカは「人種のるつぼ」と言われていましたが、最近では「サラダボウル」と呼ばれるそうです。その理由は、「るつぼ」という表現は、それぞれが混ぜ合わさって違うものになるイメージがありますが、サラダボウルというのは、個々の野菜がそのまま変わらずに存在しながら、全体として一つのコミュニティを形成していることからそう呼ばれるそうです。

・同じ学校の生徒たちから色々言われましたが、直接聞いてこないかぎりは無視していました。それが良かったのか、いじめられたりすることはなかったですね。

・相手が子供の場合は、ジャンケンをきっかけにコミュニケーションを取ることもありますね。

・顔の症状があることで良いことがあるとしたら、それは「すべての言い訳にできる」ことかもしれませんね。でも、「変えられないこと」のせいにしたら、それこそ、人生は変わらない。だから、私は自分の手で変えられることを、できるだけ変えていきたいと思うのです。

・最終的には、自分がどういう行動を取るかは、「自分が何を得られるか」で判断すればいいのだと思いました。

・「自分が何を得られるか」を基準に考えれば、次のとるべき行動が見えてくると思います。



顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語

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  • 作者: 水野 敬也
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2017/02/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



顔ニモマケズ─どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語

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