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『働き方完全無双』 [☆☆]

・世界史を学ぶと、世界で覇者になる民族がいくつか現れますが、それは彼らが優れた能力を持っていたからではなく、地政学的に有利な場所にいたことが要因として大きいのです。つまり、「たまたま、そこにいたから勝てた」のです。

・技術が進んでいけば、国同士の戦争で世界が滅ぶのではなく、たった1人の「えいや!」だけで人類が終わるようになるんじゃないか。

・レオナルド・ダ・ヴィンチやガリレオ・ガリレイなどの発明家や思想家が現れてきました。彼らは言ってみれば、神に逆らって、神が作らなかったものを作り出した人たちです。

・「悪評も評判のうち」ということもあって、知名度が上がってくれることも、もちろんメリットなのですが、それとは別に、バッシングされると、「他社が参入してこない」というメリットもあります。事業やサービスにとって、参入障壁が上がることほどオイシイことはありません。

・アメリカのコメディアンは、「敵」を作ることをします。言っちゃいけないことを平気で言いますし、政治家の悪口もどんどん言います。けれど、それを「面白い!」と言うファンが1万人もいれば、それで食っていける仕組みになっています。

・高齢者が無条件にトクする今の日本において、圧倒的な弱者である若者は、モラル的にズルいことをしてでも生きていくしか方法がないのかもしれません。

・どこか日本人には、お金持ちの足を引っ張れば、自分の取り分が増える感覚があるのかもしれません。島国なので、昔から農地面積が限られていて、年間でとれる米の量が決まっているので、人の分を奪えば自分の取り分が増えますからね。

・バラエティ番組やワイドショーは、基本的に頭が悪い人向けのものが多いです。頭の悪い人向けの番組を作って、頭の悪い人がCMを見て、モノを買わせるという効率のいいシステムになっています。

・人のあら探しが好きなので、契約書を交わすときも、「その人が悪意を持って行動するとしたら何をやるだろう?」という視点で考えるようにしています。

・「お金を支払います」という一文があったとします。このままだと、契約としての意味を持っていません。なぜなら、「いつ払うのか?」「どこに払うのか?」「誰が払うのか?」が書かれていないからです。そういう「抜け道」を見つけて潰すのが、経営者としてのスキルです。

・その人が休んだり、辞めたりしても、その会社に影響がないようなタイプの仕事であれば、この先、気をつけた方がいいと思います。

・世界中のどこかには必ずお金持ちが存在していて、世界的に有名な観光地であれば、そのお金持ちは必ず見に来てお金を落とします。「死ぬ前にあそこは見ておきたい」となりますからね。

・最低限、外国から買わなければいけないものを観光による収入だけで賄えるのであれば、もはや観光大国を目指したほうが早いのです。

・「温泉」は世界的にも珍しいものです。活火山がないといけないので、圧倒的に、ない国の方が多いのです。

・「自分1人でも生き残って、相手のボスを暗殺してやる」と思う人が大勢集まっていると、他国は怖くて攻めることができません。

・100人殺されたとしても、最後の1人が勝てばいいわけですから、「じゃあ、101人で攻めよう」という考え方を日本はしてしまったのです。

・日本のホテルは、値段が安すぎて外国人観光客が来ないといいます。世界中には、アラブの石油王のように、ケタ外れのお金持ちがいます。彼らは、安いホテルには泊まりたくないと思っています。

・プライベートホテルという、表向きはホテルとして経営していない形態の宿泊施設でした。3~4部屋ある一戸建てで、20人くらいが暮らせる広さで、中はホテルのような形状になっています。そんな施設を、日本にも世田谷区などで用意すればいいと思います。ゆったりした一軒家を世界のお金持ちに向けて貸し出せば、たくさんの外国人観光客を呼び込めます。

・日本の経済が他の先進国と比べて相対的に衰退していくと、日本円の価値がどんどん下がります。そうすると、外貨を稼げる仕事がオイシくなってきます。

・それがなくても誰も死にません。そういう、「あれば便利だけど、なくてもいいよね」というレベルの産業が、どんどん減っていき、ちゃんと外貨を稼げる仕事だけが残ることになるでしょう。



働き方 完全無双

働き方 完全無双

  • 作者: ひろゆき
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2018/09/28
  • メディア: Kindle版



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