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『発達障害サバイバルガイド』 [☆☆]

・それがわかったところで「問題」は相変わらず存在し続けていました。

・「働く」ためにはまず「生活」をしなければいけません。働くという行動は、生活の上にしか成り立たないのです。

・あなたの人生をよくするのは、「努力」ではなく「設備投資」です。具体的なモノだけが、生活の苦痛を取り除いてくれます。

・本物のサバイバルにおいて「ナイフ」というツールは特権的な重要性を持ちます。それはいわば「道具をつくり出す道具」なのです。

・どんな問題も、A4用紙1枚に書き表すことができれば、8割解決している。

・生活保護を受けたいので、国や自治体のウェブサイトから情報を集める。これも知識を手に入れ、まとめ、行動することで実現します。この能力の差が人間の人生にどれだけ大きな違いをもたらすかは、想像に難くないでしょう。

・「ぶっこみ収納」で汚部屋から脱出せよ。「部屋の中で定位置が決まっていないモノは、全部ひとつの箱にぶっこむ」というやり方です。

・発達障害者にとって、見えないモノは存在しない。

・少額の借金がさらに悪いのは、たかが数万円のお金にも窮している状況そのものが「信用できない」と断定される材料になってしまうことです。

・「ちょっとした雑用」すらこなせない人間に大きな仕事が回ってくることはまずないでしょう。

・何度もお世話になるうちに感謝の気持ちが失せて「あたりまえ」になってしまうのは、最悪です。

・発達障害を持つ人は、こういった儀式的動作を「茶番」として受け取ってしまう傾向があるように僕は思います。「初詣なんか行って何の意味があるんだ」というやつです。しかし、儀式にはそれなりの意味がある。

・「用事がなければ連絡しないゆるい関係の人」といかにつながっておけるか。これこそが、その後の仕事に大きく影響します。

・ゆるい人間関係を維持するためにおすすめしたいのが、「贈答」の習慣です。

・贈答は「贈るだけ」なのでコミュ障のみなさんに向いています。

・食はサバイバルの基礎。料理ができれば人生は楽しくなります。

・働かなくても休むことはできるが、休まなければ働くことはできない。

・「10年後によくなりたいなら、今頑張れ」みたいな言い回しがあります。しかし、10年後の心配より、1年以内の自殺リスクの方がよっぽど怖いだろう。

・「どんな時でも俺はこれさえあれば人生を楽しめる」という娯楽があれば、これほど心強いことはありません。



発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47

発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47

  • 作者: 借金玉
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: Kindle版



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