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『この一冊で読む力と書く力が面白いほど身につく』 [☆]

・心理学的に「嫌い」という感情は、その人にとってはすでに意識している対象なのである。本当に興味がなければ目にも留まらないはずなのに、苦手だといって遠ざけるということは、そこに自分が目を背けたくなるもの、言い換えれば弱点が潜んでいる可能性があるのだ。

・苦手なものをあえて手にとって読んでみることで、自分の世界や価値観をぐっと広げることができるのである。

・本をパッと開いたとき、ある一点に視線を集中させて一度に認識できる文字の数は、せいぜい8文字程度だといわれている。その続きは。視線を動かして文字を追わない限り読むことはできない。

・飲料水関係の場合は、消費者が商品を選択するのにたった2秒しかかからない。人は普通、モノを見るとまず色と形でそれを識別しようとするが、特に色に反応する。

・多くの人はノートを左から右まで文章で埋め尽くすものと思っているが、読みやすさと書きやすさを追求すると、1行あたりの長さは短いほうがいい。

・アイディアを思いついてメモをとるときは、日時と場所も簡単に記録しておくといい。たとえば、通勤電車の中でひらめいたのなら、そのアイディアとともに「○月○日 8:10 電車内」とメモする。

・調べた「結果」だけでなく、なぜ疑問に思ったかという「疑問点」も一緒にメモしておくようにすると、あとで非常に役に立つ。

・企画書にうってつけの書き方が存在する。それが「目理方結」の法則だ。これは「目的、理由、方法、結論」を合わせた造語なのだが、このルールさえ知っておけば企画書をまとめる作業はグンと楽になる。企画を立てた目的と、それを実行に移す理由、そして、それをどうやって行うかという方法と、最終的なまとめとしての結論。企画書にはなくてはならないこの4つの項目を順を追って書いていけばいいのだ。

・「主語と述語」「修飾語と被修飾語」は近いほど読みやすい。

・文章を書くときに「出席できません」という否定文や、「……と考えられます」といった受身の表現を当たり前のように使っている人は多い。しかし、わかりやすい文章を書くためには、できるだけ否定文や受身の表現は避けたほうがいいのである。

・どうしても「これだけはしっかりと伝えておきたい」というときは、文章中にそのことを2度書いたほうが相手に印象が強く残って効果的だ。とはいえ、同じ言葉を繰り返し使うと「くどい文章」になってしまう。そこで「表現を変えて2度書く」というテクニックをマスターしたい。



この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく!

この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2009/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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