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『涼宮ハルヒの陰謀』 [☆☆]

・力を借りなくてもすむ。余計な負担を与えずにすむ。一緒に困ることのできる普通の仲間になれる。

・敵の敵は使いようによっては味方。

・授業の内容を確実に脳細胞に留めるコツを一つ伝授しよう。解りやすく言うと、「特別授業に集中する必要はない。しかし授業以外のことも何一つ考えないようにする」これだけでいい。なんせ他になんにも考えていなければ、やることを失って退屈した脳ミソは目や耳から流れ込んでくる情報を頼んでもいないのに勝手に覚え込んでくれるっていう寸法だ。

・経験値を溜め込んでおかないと、後で苦労するものよ。いつかそのうち、これやっといてよかったと思うときが来るわよ。因果は巡るわけ。だから人間、何事もやってみないとね。

・見つけるつもりで探すわけよ。そうしないと見つかるものも見つからないからね。

・慌ててやっちゃうと、たいてい後で悔いるハメになっちゃうものよ。急ぐときこそ逆にゆっくりすべきなんだわ。車の運転なんかそうよね。猛スピードで事故ったりしたら間に合う間に合わない以前の問題だもん。

・危機というのは感知しただけでは意味がなく、回避して初めて「あんときはヤバかった」とお笑い昔話にもできるってものであり、解っていた危機が解っていたとおりにやって来たとき、それが終章になってしまう場合だってある。

・安易な誘惑は遠回りな罠となって遠からず戻ってくる。

・正しい結果に向かって道を外れないように歩くのも芸の一つじゃないかしら。踊るだけなら誰でもできるけど、指定された振り付けを正確に踊るのは難しいわ。

・起こって欲しくない願いは封印しておいたほうがいいのさ。

・過去はなかったことにできるのだ。事実として過去があろうがなかろうが問題にはならない。確かにそれがあったのだとしても、誰も気づかなければないのと同じだ。そのためには──。記憶を消せばいい。



涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 谷川 流
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/08/31
  • メディア: 文庫



タグ:谷川流
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