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『短く伝える技術 短文力で仕事とコミュニケーションが変わる』 [☆☆]

・「何かを伝える時には、会って直接話すのが一番手っ取り早い」 確かにそれも効果的です。しかし、伝える相手が1人だけならまだしも、10人ならどうでしょうか?

・ダラダラと長い文章からは考えがまとまっていない頭が悪い印象を受けます。

・あなたが書きたい内容ではなく、伝えるべき内容を書く。

・内容を正確に伝える、というのが文章の目的だと勘違いしている人が多くいますが、それは手段にすぎません。内容を正確に伝えるというのは、手段ではあっても目的にはなりえないのです。その文章を書く目的を明確にしてください。

・ポイントは短い文章においても「何は」「何なのか」つまり主語と述語をキチンと対応させることです。そのために主語と述語を離さないことです。

・「意味はわかるけど何かおかしい」という時は、主語と述語の並びを確認しましょう。

・短い文章において「どんな」「何は」の関係を明確にするために「どんな」「何は」つまり修飾語と被修飾語を離さないようにします。

・文章の中で「の」が3回以上続いたら、書くのを一時中断して別の書き方を考えてください。

・苦痛を前面に出す文章のほうが印象的です。これは、メリットを得るよりもデメリットを避けることを優先するという人間の心理を利用したものです。

・あなたの話を聞いている人よりも、あなたのメールを読んでいる人のほうが多いのです。人によってはメールに書く文章そのものが、あなた自身だと受け取ります。

・メールというのは上から下に読むので、メールを読む時の目の動きは基本縦になります。つまり、メールの1行の長さは横に目を動かさなくても認識できる短めの長さにしましょう。

・多くの人は、紙で印刷して提出しない文書に関しては、パソコンの画面だけで確認してしまいがちです。しかし入力作業を行った画面で文章を確認するということは、自分が入力したと思い込んでいる文章を追う、ということにほかなりません。この場合、入力したと思い込んでいる文字列を脳が覚えているため、無意識に読み飛ばし、簡単なミスほど見落とします。

・文章を書くことが億劫にならないためにまずはタッチタイピングを習得する。

・オリジナリティにこだわるよりも、巧い人の文章を真似することから始めたほうが、短期間で効率的に上達します。

・大切なのは、知識の幅を広げることです。そして、知識の幅を広げるためには自分が接する情報を増やすことが一番です。

・雑誌の記事も重要ですが、広告も参考になります。広告とはつまり、その雑誌の読者が悩んでいる問題に対する広告を出している会社なりの解決策の提示です。専門雑誌や業界雑誌を読めば、その分野で課題となっているテーマとそれに対する解決策の一般的な傾向が簡単に把握できます。

・質問には答えず、自分の言いたいことだけ説明するケースが驚くほど多いです。

・人間は、聞かれたことに答えてもらえないとイライラしますから、質問にはまず「結論から」答えましょう。



短く伝える技術 (フォレスト2545新書)

短く伝える技術 (フォレスト2545新書)

  • 作者: 山田進一
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2010/11/08
  • メディア: 新書



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