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『狼と香辛料 8』 [☆☆]

・相手を批判することが自分の正しさの証明になるとは、よもや本気で思っていないだろう?

・相手が理屈で怒っているのであれば理屈で対応できるが、感情で怒っているのであれば理屈は逆効果しか生み出さない。

・自分のために怒ってくれる他人は尊い財産だ。大事にしたほうがいい。

・相手に罪悪感を抱かせ同情心を煽るとな、あとで商談が進めやすくなる。

・心優しい主人が、従順にして誠実な奴隷に自由を与え、お前は今後は誰に仕えることもなく自由に生きていくのだ、と言いつける。すると奴隷は主人の言いつけをいつまでもきっちりと守り、その後誰に仕えることもなく生きていった。最後まで主人の言いつけを守ったこの奴隷は、果たして本当に自由だったのだろうか?

・まともな商売であれば、まともな商品でなければ対価は支払われない。しかし、まともな商売でなければ、まともでないものにだって対価が支払われるかもしれない。

・老人たちは変化を嫌う。打破したほうがよい環境であっても、長年続いてきたそれを変える気概は今更ない。



狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)

狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)

  • 作者: 支倉 凍砂
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2008/05/10
  • メディア: 文庫



タグ:支倉凍砂
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