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『「つい悩んでしまう」がなくなるコツ』 [☆☆]

・「悩みグセ」というのは、ほんとうは、「思考グセ」です。実際に行動するよりも、「解決できる方法はないものか」とあれこれ「思考」を巡らし、「いまの、この苦しみから、何とか脱出する方法はないだろうか」と悩む。これがまさに、思考に囚われている状態です。

・思考で決めようとしても、感情が納得しません。どんなにその判断が正論だとしても、私たちは誰もが、感情が納得しなければ、動きません。

・あなたがそれを選択した結果、あなたがそれに満足していれば、誰がなんと言おうと、あなたにとって、それは適切です。逆に、あなたがそれを選択した結果、あなたがそれに不満足であれば、誰がなんと言おうと、あなたにとって、それは不適切です。

・「自分の気持ちや感情が、わからないんです」という人がいるように、自分の気持ちや感情を抑えすぎて、感じることに鈍感になっていくと、いっそう、正体不明の感情に苦しむことになるでしょう。

・そもそも、感情に、悪いも良いもありません。必要だから、あるのです。あなたの中に起こるマイナス感情は、それが、必要だから起こっています。つらい気持ちを手放したいなら、まずはこれを否定しないで、受け入れることが大切なのです。

・「気持ちよく、自分の部屋にこもろう」と決めました。気持ちよくこもるか、うしろめたい気持ちでこもるかでは、雲泥の差です。前者は自分を愛しています。後者は、自分を否定しています。

・相手が言っているのは、単なる意見や感想だ。仮に、相手が私にそれを強制してきても、私がそれに従う必要はない。相手がどうであれ、私は、私の気持ちや意志を大事にしよう。誰よりもまず、私は、私を愛していこう。

・「自分の価値を高める」ための、もっとも有効な方法の一つは、相手に「聞く、尋ねる」という働きかけです。

・「自分に価値がない」と信じている人ほど、自分のほうから能動的に働きかけることができません。もし、自分のほうから働きかけて、否定されたり、拒否されたり、断られたりすると、傷ついて、もっと自分の価値が低くなる、というわけです。

・歩行の信号無視でも、無自覚にそれを繰り返していくと、知らず知らずのうちにそれが「クセ」になっていく。最初は、信号無視は歩いているときだけでした。ところが、それが当たり前になってしまうと、危険なことに、車を運転しているときも、そのクセが出てしまうというふうに、制御できないことが起こり始めます。

・相手があなたに対して、「難癖をつけたり、否定したり、あなたの言葉を覆そうとしたり、足を引っ張ろうとしたりする」としたら、その人は、問題解決することよりも、あなたとマイナスの関係を結びたいと、強く望んでいます。

・「愚痴」も、問題を解決するよりは、「愚痴をこぼす」という方法で、あなたとコミュニケーションをとるのが、真の目標となっているのです。そんな言動に乗っていって、「なぐさめたり、励ましたり、なだめようとしたり」、あなたがわかってあげようとすればするほど、その言動はエスカレートするでしょう。なぜなら、それは、相手の願いを叶えて、(無意識に)喜ばせているも同然だからです。

・私は「年寄りは、いたわらなければならない」という常識に縛られていたようです。それは、お年寄りを、「十把ひとからげ」に見る意識です。

・どんなに善人であっても、罪悪感が強い人は、幸せになれません。自分が自分で、幸せになるのを拒否しているからです。

・強欲な人が、指をなめなめ札束を数えているときはどうでしょう。その瞬間は、「お金を得た」満足感で充ち満ちています。「お金を得た」満足感や「お金を稼いでいる」楽しさを味わっている時間が、不平不満を言っている不満足感よりも、はるかに長いとしたら、お金持ちになるのは、至極当然ですね。

・どんなに悪態をつく人であっても、怒鳴っている時間より、お金儲けに知恵を絞っている時間の分量が、はるかに多いとしたら、その人は、お金もうけがうまいでしょう。「あの人は悪人なのに。私は善人なのに」の問題では、ないのです。



「つい悩んでしまう」がなくなるコツ

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  • 作者: 石原 加受子
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2009/09/11
  • メディア: 単行本




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  • 発売日: 2009/09/11
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