SSブログ

『仕事ができる人の5日で身につく「伝える技術」改訂版』 [☆☆]

・アメリカではずいぶん前から、プレゼンテーション力と財務会計に関する知識があることが、マネージャー昇格の最低限の条件とされている。会社やチームを成長させるうえで、この2つのスキルが必須となるからだ。

・1.1×1.1×1.1×……、というふうに練習の成果はかけ算的に現れてくるのである。

・場数を踏むことは必要条件ではあるが、十分条件ではない。つまり場数を踏むことは必要だが、だからといってただ場数さえ踏んでいれば「伝える技術」が上昇するというものでもないのである。大切なのは日頃から「これもプレゼン」「あれもプレゼン」という意識を持つことだ。

・「フォーマルプレゼンだけをプレゼン」と思っている人と、「日々是すべてがプレゼン」と思っている人とでは、場数を踏む回数が圧倒的に違ってくるのである。そもそも普段は適当に話している人が、フォーマルプレゼンのときだけ「伝える技術」を駆使して立派なプレゼンをしようと思ったって、それは無理というものである。

・「WIIFMの法則」という言葉をご存じだろうか。WIIFMとは、「What's in it for me?(それが私にとって何になるの?)」という意味で、人は意思決定をするときに、必ずことの言葉が頭に思い浮かぶというものである。

・メインメッセージは、ワンセンテンスで言い切れるところまで凝縮していく。ワンセンテンスで言い切れないということは、メッセージの中にあれもこれもと詰め込みすぎている証拠。これではキレのいいメッセージにならない。

・「マジックナンバー3」という言葉がある。これは、「人の頭は3つのものを記憶するのが得意である」という定説だ。人間の脳は、覚える項目が4つ以上になると、とたんに記憶の定着度が激減するといわれている。逆に1つや2つしか提示しないと、数が少なすぎて説得力が低下してしまうというデメリットがある。

・話すスピードは、文字に換算すると、だいたい1分間で350字程度が速すぎず遅すぎずちょうどいいペースだ。

・滑舌は、母音の発音で8割方が決まると言われている。つまり「あ・い・う・え・お」の母音をしっかりと口をあけて発する練習をすれば、滑舌の悪さは大幅に改善される。

・ネイティブは、日本人の英語を名詞をつなげて理解しようとする。だから一番大切なのはキーになる名詞だけはしっかり言うこと。次は動詞。そのほかについては初心者~初級者なら、さほど気にする必要はない。

・Aさんに別の人(仮にBさんとしよう)のプレゼンテーションを見せ、Bさんに対するアドバイスコメントを言わせる。そのときコメントがたくさん出たら、Aさんはプレゼン上手だし、少ししか出てこなかったらプレゼン下手なのである。

・ロールモデルは1人にしぼるのではなく、雲の上にいるような遠い存在と、自分の身近にいる近い存在の2人いるとよい。

・「あの人のようになりたい」とあこがれの存在を持つことでやる気がアップすることをポジティブ・エンジンとすれば、「このままじゃまずい」という危機感を持つことはネガティブ・エンジンだといえる。ポジティブ・エンジンとネガティブ・エンジンの両者が揃ったとき、人は高いモチベーションを持って、ものごとに継続的に取り組むことができるようになる。

・当時の私は、3年間で3000時間英語に触れることを自分のノルマにしていた。



仕事ができる人の5日で身につく「伝える技術」

仕事ができる人の5日で身につく「伝える技術」

  • 作者: 西野 浩輝
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2012/09
  • メディア: 単行本



タグ:西野浩輝
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0