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『眠れぬ夜のための哲学』 [☆☆]

・誰しも同じだけ苦しみを味わうものです。にもかかわらず、楽しそうに生きられる人と、そうでない人がいるのは、苦しみの受け止め方が異なるからです。

・怒りは憎しみとはまったく異なる、いわば正のエネルギーを秘めた感情なのです。つまり、言うべきことを訴えるために、言葉に力を込め、相手の目を真剣に見据える。これが怒りです。

・怒りは真剣に主張することであり、憎しみは単なる攻撃にすぎないのです。

・家族のあり方は多様化しています。血などつながっていなくとも家族になれるのです。

・家族とは助け合いの集団なのです。本来は血族がその単位となるのですが、価値観の多様化もあって、今はなかなかうまくいかないのです。それを無理にこだわる必要はありません。

・服を選ぶとは、なるべき自分を選ぶこと。

・裁判官が黒い服を着ているのは、何ものにも染まらないという意味だそうです。

・仕事にやらされ感を覚えるのは、創意工夫をしようとしないからです。逆に仕事に面白みを感じるのは、創意工夫をするからなのです。

・フランスには蛾がいないといいますが、それは蝶を表すパピヨンという語が、蛾も含んでいるからです。蛾はいるけれども、蛾に相当する言葉がないということなのです。

・好みが変わるというのは、実は好みの範囲が広がるということを意味しているのです。何が完全なのか判断する際の幅が広がるということです。



眠れぬ夜のための哲学

眠れぬ夜のための哲学

  • 作者: 小川 仁志
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/05/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:小川仁志
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