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『インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング』 [☆☆]

・自分本位でなく、エゴにも束縛されないロボットや機械なら、人間じみた狭量なトラブルにも超然とでき、高次の実存を獲得する能力もある。この点において、ロボットはブッダの本質により近い存在なのだ。

・未来は偶然ではない。人々の毎日の行動によって作られるものだ。

・ほとんどのビジネスパーソンに求められていたのは「与えられた枠の中で最適化する」という能力であり、教育システムも「与えられた問題を速く正確に解く」ことに重点が置かれてきた。

・SFは――小説や映画、コミックを問わず――当初からアイデアの文学だった。

・プロトタイプは、作りたいもの自体ではなく、作りたいものについてのストーリー、あるいはフィクションなのだ。そのストーリーをたたき台にして、いつの日か作りたいと思っているものをあれこれ考えたり、あるいは説明したりするのである。

・われわれ人間の判断には良し悪しがあり、そうであることによって、正しい判断や合理的な判断だけを下す場合に比べて、より早く学ぶことができる。

・ロボットは人間の形をした人工知能であり、人間らしさとはどういう意味なのか、人間はどのようなルールで統御されるべきなのかと問いかけるための器なのだ。

・誰であろうと人から理解を得るためには、ある種の行動規範に従うことが必要だ。

・作家たちはみなやりたいことがあって、その内容についてはみんなが合意していたわけではないのですが、とにかくやろうとしていることがあった。さらにそれを小説にして、人々の意識に植えつけることで実現しようとしていたわけです。

・7ポイント・プロットとは、大まかにいって次のようなものである。
1、ある人物が……
2、ある場所で……
3、問題を抱えている
4、知恵を使って問題の解決を試み、失敗する
5、事態が悪化し……
6、クライマックスに達する
7、結末を迎える

・ウェブには、ヘリウム3があらゆるエネルギー問題を解決するということを前提にして一喜一憂している人々がいます。

・未来を夢見るなら、大きな夢を見なければならない。

・マンガについて説明する際に「連続的芸術(シーケンシャル・アート)」という言葉を使った。ひとつひとつはただの絵だけれど……それが2つつながったとき、そこにもっとすごいものが生まれる……これが「マンガ」だ!

・わたしの場合、連載もののコミックで前回の内容を思い出せない作品は読むのをやめます。そういう作品は、読ませるだけの内容ではあるかもしれませんが、視覚の記憶に伝わるような構成になっていないのです。

・ホーキングの著書や思想が興味深いのは、彼が単に統合理論を求めているだけではなく、科学者でなくとも誰にでも理解できる理論を探しているからなのだ。





インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング (プロフェッショナル&イノベーション)

インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング (プロフェッショナル&イノベーション)

  • 作者: ブライアン・デイビッド・ジョンソン
  • 出版社/メーカー: 亜紀書房
  • 発売日: 2013/06/07
  • メディア: 単行本



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