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『君は1万円札を破れるか?』 [☆☆]

・発信者に都合のいいように情報を操作して、受信者の思考や行動、感情をコントロールすることを「洗脳」といいます。

・実際は、物の価値が上がったり下がったりするのではなく、ある物を購入するために必要なお金の価値が上下しているのです。つまり、インフレとは「お金の購買力(価値)が下がっている」ことであり、デフレは「お金の購買力(価値)が上がっている」ことです。

・プリント基板の設計というのは職人芸の世界で、エンジニアならプリント基板の多点アースの取り方を見れば、技術の良し悪しがすぐわかるものです。私が見たところ、今の日本のある代表的メーカーのプリント基板は、はっきりいって、中国・韓国より劣ったものでした。

・お金に困らないというのは、「確実に収入が支出を上回る」という状態が一生、続くということです。言い換えれば、「自分の手にする収入で、自分の欲しい物や必要な物はなんでも買える、なんでもやりたいことができる」ということです。

・仮に、あなたの年収が300万円であっても、何も我慢することなく、欲しい物をすべて手に入れている、という生活を送っているとします。それならば、あなたはすでにお金に縛られない、幸せな生き方を実践できているのです。

・仮に今、あなたの預金残高が30万円だったとします。その10倍、つまり、「預金残高300万円」があなたのコンフォート・ゾーンだと設定するのです。ポイントは、「自分は普通に生活していても、そのくらいの余裕を持っていなければいけない」と思い込むことです。そして、実際には30万円しか入っていない預金通帳を目にしたら、「まずい、270万円も使っちゃったよ!」と考えるのです。すなわち「ここまで下がるとまずい! 元に戻さないと……」と感じるラインを強制的に上げるというのが、このトレーニングの目的です。

・諦めることがなぜいけないかといえば、「諦めてしまった自分」という自己イメージを作るからです。

・1500万ドルの高値がつくのは、作品それ自体に誰もが納得できる「美しさ」のような価値があるからというよりは、それが「村上隆の作品だから」です。

・「現代美術では、その作品ができるまでの過程のストーリーを上手に紹介せねばならない」という発言をしています。作品そのものではなく、そのストーリーを通じて、「この作品に価値がある」と受け手を説得することを意識しているわけです。

・スーパーへ行けば、「○○さんの作った野菜」などという商品名の野菜が売られていますね。本当のところ。この「○○さん」がすぐれた生産者なのかどうかは、消費者にはわかりません。これも情報空間のコントロールによって付加価値を生み出した一例です。

・具体的というのは、その物事を定義するための情報がより多く、より些末であるということ。一方、抽象的というのは、いくつかの物事に共通なものを抜き出して、より少ない情報で、より本質的に定義可能であるということです。

・iPadが画期的なのは、単純に「パソコンを小さくして持ち運べるようにした」という従来のミニノートPCのようなレベルではなく、「パソコン」に関する抽象度が一つ上がったレベルから生み出されたデバイスであるということです。

・パソコンというものを高い抽象度で見たとき、それは「個人の生産性を情報空間で上げるための道具」だといえます。

・人類は計算機を「発見」したことにより、情報空間での生産性を飛躍的に向上させました。

・数学や物理学は宇宙に働く情報システムを人間が概念化し、理解するための学問です。

・多くの投資家が適切な損切りをできないのは、「なくなると困るお金」を投資しているからです。

・「最悪、この全額を失っても私は死なないし、困らない」というメンタリティを徹底的に作り上げてから投資に臨むことができれば、それだけで勝てる可能性はぐんと高まります。損をすることに対する「怖さ」がなくなるからです。怖くなければ、冷静な判断ができますから、損切りができる。

・「生きる意味や目的を見つけてあげるビジネス」にうっかり乗せられてしまうと、偽りの安心や充足と引き替えに、莫大な対価を要求されかねない。





君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

  • 作者: 苫米地英人
  • 出版社/メーカー: マキノ出版
  • 発売日: 2011/12/15
  • メディア: 単行本



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