『脱社畜の働き方』 [☆☆]
・日本の会社の多くは、従業員に「経営者目線」を持って仕事をすることを求めるが、それに応じて経営者並みの仕事をしたとしても、給料はあくまで「雇われ」としての分しかもらえない。
・「おかしい」ことを「おかしい」と言えず、職場にはびこる同調圧力によって終わりのない我慢大会が開催される。
・専門家を使わずに、聞きかじりの知識で法律を振り回しても、かえって怪我をすることになりかねない。
・会社は有給休暇の取得分を前提に、労働者の給料を決定している。つまり、有給取得の際にもらえる給料は、結局ほかの日に自分が働いた分から出ているのである。「有給は、働いてもいないのにお給料をもらうこと」というのはそもそも認識からして間違っている。
・困ったことに、日本の会社では単純に、「労働時間の長さ」によって、ある人が頑張っているかいないかを判断しているところが多過ぎる。これは安直で、愚かな考え方だ。
・長時間労働をすればそれで認められるというのであれば、業務を効率化して早く帰ろうという意識は働かなくなってしまう。
・「残業前提」でスケジューリングをしなければならないということは、そもそも労働力が足りていないということである。本来であれば、それは新しく人を雇うなどの方法で賄わなければならない。そういうことをせずに、今いる社員に負担をかけて物事を解決しようとするのは、本来生まれるはずだった雇用を潰したと言えなくもない。
・「自分だけ帰るのではなく、他の人を手伝うべき」というのはもっともらしく聞こえるけれど、仕事はそんなに簡単に分割できるものばかりではない。
・どうも日本で働いている人は「自分以外の人が幸せになる状況」に不寛容なんじゃないだろうか。幸せになるならみんなでならなければダメだ。それが叶わないならむしろ全員で不幸になった方がいい──こう考えて行動していると思われる人が日本の職場には大勢いる。
・「働きたくない」といったような「○○したくない」というのも、実は立派な夢であることには変わりがない。
・やたらと成長志向な人がいる。向上心が旺盛なのは大いに結構だけど、いつもこういう人たちに聞きたいと思っているのは、「で、そうやって成長した結果、あなたは何をしたいんですか?」ということだ。成長というのは、基本的には手段であるはずだ。
・こういう時代に、会社に強い帰属意識を発揮してもあまりいいことはない。ただの「使いやすいヤツ」で終わるのがオチだ。
・「逃げる」という行動を無責任だと言う人がいるけど、僕はむしろ他人に対して「絶対に逃げるな」と言う方がよっぽど無責任だと思う。その言葉に従って自分を限界まで追い込んだ結果、その人が壊れてしまったとしたら、「絶対に逃げるな」と言った人は果たして責任が取れるのだろうか。
・責任感があることは立派なことだとは思うけど、体や心を壊してまで果たさなければならないような責任なんて基本的にはない。それに、体や心を壊してしまったら結局、責任だって果たせない。
・ピーター・ドラッカーの言葉に、「最初の仕事はくじ引きである」というものがある。運がいい人は最初から当たりくじを引くことができるかもしれないけど、そうでない人だってたくさんいる。
・「働くこと」は「食べるため」に行なっているはずだが、その「働くこと」が肥大化し過ぎてそもそも健康的な時間に「食べる」ことが阻害されたり、あるいは「食べること」自体を諦めざるを得ないような状況が生じるのは、本末転倒ではないだろうか。
・いつの世も、エロは不滅で最強のコンテンツだ。ビデオデッキを爆発的に普及させたのは、アダルトビデオのおかげだという話があるし、アダルトサイトの閲覧を通じて、ITリテラシーを身につけたという人も少なくないはずだ。
・デバイスの性能は時間経過とともに上昇していくので、いずれソーシャルゲームも大きな開発力がなければ作れないような時代がやってくるかもしれない。
・不思議なことに、日本では一介の「雇われ」にすぎないのにも関わらず、オーナーシップを持って、会社のために尽くすことを会社員は要求される。単なる一従業員でしかないのに、「経営者目線」を持つことは日本で優秀な「人材」になるのであれば、当然のことのように受け取られている。
・チャンスがあることと、簡単に稼げるということとは別である。個人の参入が簡単になったということは、それだけ競争相手が多いということでもある。
・アプリの作り方だけど、これはiPhoneだったらObjective-Cというプログラミング言語を、AndroidだったらJavaというプログラミング言語を使って作るのが一番スタンダードだ。
・YouTubeには「YouTubeパートナープログラム」という仕組みがあって、これを利用すると、自分のアップロードした動画に広告を入れることができて、再生回数に応じて収益を得ることができる。最近では、これだけで暮らしていけるぐらいの収入を得ている人もいるらしい。
・「おかしい」ことを「おかしい」と言えず、職場にはびこる同調圧力によって終わりのない我慢大会が開催される。
・専門家を使わずに、聞きかじりの知識で法律を振り回しても、かえって怪我をすることになりかねない。
・会社は有給休暇の取得分を前提に、労働者の給料を決定している。つまり、有給取得の際にもらえる給料は、結局ほかの日に自分が働いた分から出ているのである。「有給は、働いてもいないのにお給料をもらうこと」というのはそもそも認識からして間違っている。
・困ったことに、日本の会社では単純に、「労働時間の長さ」によって、ある人が頑張っているかいないかを判断しているところが多過ぎる。これは安直で、愚かな考え方だ。
・長時間労働をすればそれで認められるというのであれば、業務を効率化して早く帰ろうという意識は働かなくなってしまう。
・「残業前提」でスケジューリングをしなければならないということは、そもそも労働力が足りていないということである。本来であれば、それは新しく人を雇うなどの方法で賄わなければならない。そういうことをせずに、今いる社員に負担をかけて物事を解決しようとするのは、本来生まれるはずだった雇用を潰したと言えなくもない。
・「自分だけ帰るのではなく、他の人を手伝うべき」というのはもっともらしく聞こえるけれど、仕事はそんなに簡単に分割できるものばかりではない。
・どうも日本で働いている人は「自分以外の人が幸せになる状況」に不寛容なんじゃないだろうか。幸せになるならみんなでならなければダメだ。それが叶わないならむしろ全員で不幸になった方がいい──こう考えて行動していると思われる人が日本の職場には大勢いる。
・「働きたくない」といったような「○○したくない」というのも、実は立派な夢であることには変わりがない。
・やたらと成長志向な人がいる。向上心が旺盛なのは大いに結構だけど、いつもこういう人たちに聞きたいと思っているのは、「で、そうやって成長した結果、あなたは何をしたいんですか?」ということだ。成長というのは、基本的には手段であるはずだ。
・こういう時代に、会社に強い帰属意識を発揮してもあまりいいことはない。ただの「使いやすいヤツ」で終わるのがオチだ。
・「逃げる」という行動を無責任だと言う人がいるけど、僕はむしろ他人に対して「絶対に逃げるな」と言う方がよっぽど無責任だと思う。その言葉に従って自分を限界まで追い込んだ結果、その人が壊れてしまったとしたら、「絶対に逃げるな」と言った人は果たして責任が取れるのだろうか。
・責任感があることは立派なことだとは思うけど、体や心を壊してまで果たさなければならないような責任なんて基本的にはない。それに、体や心を壊してしまったら結局、責任だって果たせない。
・ピーター・ドラッカーの言葉に、「最初の仕事はくじ引きである」というものがある。運がいい人は最初から当たりくじを引くことができるかもしれないけど、そうでない人だってたくさんいる。
・「働くこと」は「食べるため」に行なっているはずだが、その「働くこと」が肥大化し過ぎてそもそも健康的な時間に「食べる」ことが阻害されたり、あるいは「食べること」自体を諦めざるを得ないような状況が生じるのは、本末転倒ではないだろうか。
・いつの世も、エロは不滅で最強のコンテンツだ。ビデオデッキを爆発的に普及させたのは、アダルトビデオのおかげだという話があるし、アダルトサイトの閲覧を通じて、ITリテラシーを身につけたという人も少なくないはずだ。
・デバイスの性能は時間経過とともに上昇していくので、いずれソーシャルゲームも大きな開発力がなければ作れないような時代がやってくるかもしれない。
・不思議なことに、日本では一介の「雇われ」にすぎないのにも関わらず、オーナーシップを持って、会社のために尽くすことを会社員は要求される。単なる一従業員でしかないのに、「経営者目線」を持つことは日本で優秀な「人材」になるのであれば、当然のことのように受け取られている。
・チャンスがあることと、簡単に稼げるということとは別である。個人の参入が簡単になったということは、それだけ競争相手が多いということでもある。
・アプリの作り方だけど、これはiPhoneだったらObjective-Cというプログラミング言語を、AndroidだったらJavaというプログラミング言語を使って作るのが一番スタンダードだ。
・YouTubeには「YouTubeパートナープログラム」という仕組みがあって、これを利用すると、自分のアップロードした動画に広告を入れることができて、再生回数に応じて収益を得ることができる。最近では、これだけで暮らしていけるぐらいの収入を得ている人もいるらしい。
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