『PSYCHO-PASS 0 名前のない怪物』

・今お前は世の中に自分ができないことなんて何ひとつ無いくらいに思ってるかもしれねーが、その自信を支えているのは、無知だ。

・手に入れられない悲しみよりも、手に入ったものが失われる悲しみの方が、何倍も鋭く深く心をえぐる。

・大人は大人、子供は子供、そう境界線を引くことで初めて大人は子供と対等に渡り合えるのだ。それは、大人にとって子供が、脅威だからに他ならない。

・家庭内の問題に不干渉気味であるという傾向だけは踏襲され続けた。つまりどんな悪人も家から出さえしなければ、存在しないに等しいということだ。

・彼が、人権擁護活動に夢中になる理由はただ一つ。暇だったからだ。

・無国籍児童救済活動を、まるでキツネ狩りのように楽しんだ。

・お前は物事を理屈で考えすぎ。もっと頭じゃなくて、心を動かせよ。そうじゃなきゃ見えるものも見えなくなる。人間はいつだって理屈じゃなくて、心で動くんだから。

・愚策と知りながらもそれに従うのは面白くない。しかし、これが組織を維持するということなのだ。

・喪失は喪失のままに、背負って生きていくのが残されたものの責務だ。それこそが逝ってしまったものへの最大の愛情の示し方だ。

・後悔しても時は戻らない、ならば後悔したまま一生を生きよう。

小説 PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物

• 作者: 高羽彩
• 出版社/メーカー: マッグガーデン
• 発売日: 2013/04/04
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

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