SSブログ

『面倒だから、しよう』 [☆☆]

・時間の使い方は、そのまま、命の使い方だということなのです。ぞんざいに生きていないか、時にチェックしてみないと、私たちの使える時間には限りがあるのです。

・この世に「雑用」という名の用はない。用を雑にした時に生まれる。

・「あなた方には、脱いだ履物を揃える自由があります」人間には「揃えない自由」もあるのです。理性で考えて、「よりよい方」を選ぶこと、これこそが人間のあるべき姿。教養ある人の取るべき行動なのです。

・人間の自由とは、諸条件からの自由でなく、、それら諸条件に対して自分のあり方を決める自由なのだ。私たちには、よりよい生き方を選ぶ選ぶ自由がある。

・相手が丁寧に話をすれば、私も丁寧に話をする。相手が無愛想なら私も無愛想に、という態度ではなく、相手がどうであろうとも、私は私、人は人として生きる。

・成熟した人とは、ぶれない自分を持っている人。他人の出方に左右されることなく、自分で考えて、行動しよう。

・何もかもぶちまけるのが親しさではありません。親しさというのは開示性の度合いではなく、相手の独自性を尊重する度合いです。

・感情の起伏が少ないということを、「情緒的な安定」といって、成熟した人の目標の一つにしています。

・感情を持つことは決して悪いことではありません。しかしながらある程度感情を抑えることができるようになりたいものです。

・一度も「夢を持て」といわれたことなく、ひたすら目標に向かて、「今」を確実に生きることを教えられて育ちました。

・思い切り仕返しをしたいと思ったこともあります。それをしないですんだのは、幼い時から、相手のレベルに自分を下げてはいけないという、母の訓えのおかげであり、「許しなさい」という、キリストの言葉でした。

・一人に優しくて、他の人に冷淡だとすれば、それは本当の優しさではありません。

・「醒めた眼」と「温かい心」を持つ。

・自分のすること、しなかったこと、つまり、行為・不行為と呼ばれるものが他の人に及ぼす影響を考えられる人になる。

・グループの中の一人が、「私はこの夏ハワイへ行ってきたの」といっていました。するともう一人が、「あら、私はヨーロッパへ行ったわ」と、ハワイへ行ったことを話したい学生の話の腰を折ってしまったのです。私たちはとかく人の話の腰を折る、遮る、ということをしがちですが、気を付けたいと思います。

・「恐ろしい顔付きの平和主義者は本物ではない」といった人もいます。

・幼い子供は、自分の思い通りにならないと、とにかく泣くだけ、怒るだけです。それに対して、大人とは、問題が生じた時にただうろたえるだけでなく、どうしたら問題を解決できるかを中心に考えることができる人のことです。

・ある朝、修道院の台所の排水口が詰まって、水が流れなくなりました。成熟度の低いシスターたちは、「一体誰が最後に使ったんだろう?」「何を流したんだろう?」「誰が?」という犯人探しをしたのです。それに対して、成熟度の高いシスターたちは、「どうしたら水は流れるだろう」「作業してくれるおじさんを呼んでこなければいけないかもしれない」と、問題解決のほうに中心を置くことができたのです。

・犯人探しをしていても問題は解決しない。冷静になり、問題の本質を見極めることが大事。

・ある方が「文明とは人が一人で生活することを可能にするものだ」とおっしゃっていました。





面倒だから、しよう

面倒だから、しよう

  • 作者: 渡辺 和子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: 単行本



タグ:渡辺和子
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0