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『学力がケタ違いにのびる算数脳の育て方』 [☆☆]

・「都会では、なかなか子供を外で遊ばせるって言ってもねえ」と言い放って何もしない人は、生きとし生けるもの全てが最優先にしている「次世代の育成=メシを食える大人に育てること」を放棄しているのだと思う。

・年齢を問わず、頭のいい人に来てほしいと願う組織は、立体問題を出題します。それは、常に能力を見極める問題の中心に存在する花形です。

・好悪の情が、現実の人間世界を大きく動かしていることは事実ですが。少なくとも頭が悪いと言われたくなければ、論理的に穴のない思考をしなければなりません。

・人は「危険」や「飢え」とからんだとき、最も集中度がアップし、記憶も鮮明なものになります。

・保護するだけでは人は育たないということです。小学2年生くらいからは、「車」も「危ない人」も、自分で判断し遠ざけるように育てたいものです。

・役割は何でも結構、ただ、任せた以上は完全に任せる。皮むきを任せたらむき残しのあるジャガイモでも受け入れる、水加減を失敗したご飯でもそれを食べるといったことです。

・テレビなど多くの「楽しませてくれるもの」に頼って育つからなのでしょうか、主体性をどこかで見失う人が増えたように思います。

・価値基準は自分で決めるものだし「幸せは自分の心が決める」ものなのに、人が何をするかをいつも気にして、受験も就職も結婚も子育ても、人がどう思うかで決定してしまう。だから、自信がない。

・親のNGワード。言葉は反芻されます。自己肯定感の土台を液状化現象のように崩してしまいます。

・叱ることは冷静な行為です。子供の将来を思って、やむを得ず言って聞かせるのであって、決して感情的に怒ることではありません。

・むしろ子供にとっては、悪いことをしたと思ったのに、叱ってもらえず見逃されることも、つらいことなのです。

・否定的な親の評価を聞くことは、とてもこたえます。親は、他人に自分の子供がほめられて持ち上げられても居心地が悪いので、謙遜した挨拶言葉として言っているのですが、そこがコンプレックスである子などにとっては、普段言わない本音ととらえて、本当にガックリくることも多いのです。

・むしろ人前では、わが子をほめて、親バカと言われるくらいで、ちょうどよいと思います。

・子供をほめるコツは、「努力したこと」「がんばったこと」をほめてあげることです。

・「今やるべきことがわかっていても、まあ明日からと先延ばしにする人」と、「足元の今日一日にできる最善のことを行動に移せる人」とでは、人生に大差がつく。

・子供に対しての父としての理想は、「怖くて、面白くて、遊び上手」。

・意志力がある子とない子の大きな差は、この時期に培われる自己肯定感の有無です。幼児期の葛藤克服経験や、人や特に母親から「よくやったねえ」と認められた成功体験の積み重ねが、それを作り上げるのでしょう。





学力がケタ違いにのびる算数脳の育て方 (幻冬舎実用書 芽がでるシリーズ)

学力がケタ違いにのびる算数脳の育て方 (幻冬舎実用書 芽がでるシリーズ)

  • 作者: 高濱 正伸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



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