『スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学』 [☆☆]
・自己満足したいという気持ちと他人に自慢したいという気持ちの両方が満たされるような趣味は、流行しやすいといえるでしょう。
・嫌なことを思い出してクヨクヨすることをなくすためには、積極的に何かを忘れる技術が必要です。何かを忘れた方が都合のいい場合、その記憶が長期記憶化しないようにすることが効果的です。
・他人の嗜好や考え方を充分想像することができなければ、自分だけしか使えないシステムしか作ることはできないでしょう。
・購入を検討している商品の評判を知りたい場合、その商品をすでに購入済みの人の意見を聞こうと考えるのが普通でしょう。しかし、購入してしまった人は自分の購入行動を無意識に正当化しようとして、その商品の価値を高めに見積もるバイアスがかかってしまうため、妥当といえない評価を行う可能性が高くなります。
・練習回数と上達度は冪乗則に従う。例えば2倍上達するのに100回の練習が必要なのであれば、2×2=4倍上達するのに100×100=10000回の練習が必要だということになります。
・人間が勘違いをしやすいという点は、逆に考えると「イリュージョンを見る能力がある」という長所だと考えることもできます。
・実はダイオキシンの毒性はたいしたことはないということが定説になった現在でも、マスコミはそういう報道をしていませんから、なんとなく「ダイオキシン=超危険」だと思って心配している人が多いことでしょう。
・丁寧に調べなければわからないようなものはそもそもたいした違いがないのだ。
・機械でもできることに人力パワーを使うのはもったいないので、人間にしかできないことに人力パワーを使うのがいいでしょう。
・書評を書いたり、レストランの評判を投稿したりすることは、コンピュータには永遠に無理でしょう。このような人間の情報処理能力を、ネットを使って有効利用する様々な手法が最近増えています。
・抵抗の色は何故か色で表現されています(黒:0 茶:1 赤:2 橙:3 黄:4 緑:5 青:6 紫:7 灰:8 白:9)。
・もともとは字が書けない人のために開発されたものだといわれているタイプライターやカーボン紙は、現在はあらゆる人に利用されています。
・指紋や虹彩などの生体情報を利用する手法は便利な場合もありますが、パタンをコピーされてしまう危険も存在します。また、一度パタンを盗まれてしまうと、変更が不可能であることも大きな問題です。指先の状態を一度コピーされてしまったら、その後は指紋認証を利用できなくなってしまいます。
・頭脳明晰な人がシラフのときしか安全に運用できないシステムはユニバーサルではありません。
・忘れることのない体験的なエピソード記憶は誰もが持っているはずですが、このような記憶の多くは他人にはわかりません。またこのような情報は複製して伝えることも難しいので、個人の認証に最も適していると考えられます。
・デジカメなどで標準的に使われているJPEG画像ファイルにデータを隠すことができるJPHIDEおよびOutGuessというシステムを使って、私の写真に秘密情報を埋め込んでみました。
・嫌なことを思い出してクヨクヨすることをなくすためには、積極的に何かを忘れる技術が必要です。何かを忘れた方が都合のいい場合、その記憶が長期記憶化しないようにすることが効果的です。
・他人の嗜好や考え方を充分想像することができなければ、自分だけしか使えないシステムしか作ることはできないでしょう。
・購入を検討している商品の評判を知りたい場合、その商品をすでに購入済みの人の意見を聞こうと考えるのが普通でしょう。しかし、購入してしまった人は自分の購入行動を無意識に正当化しようとして、その商品の価値を高めに見積もるバイアスがかかってしまうため、妥当といえない評価を行う可能性が高くなります。
・練習回数と上達度は冪乗則に従う。例えば2倍上達するのに100回の練習が必要なのであれば、2×2=4倍上達するのに100×100=10000回の練習が必要だということになります。
・人間が勘違いをしやすいという点は、逆に考えると「イリュージョンを見る能力がある」という長所だと考えることもできます。
・実はダイオキシンの毒性はたいしたことはないということが定説になった現在でも、マスコミはそういう報道をしていませんから、なんとなく「ダイオキシン=超危険」だと思って心配している人が多いことでしょう。
・丁寧に調べなければわからないようなものはそもそもたいした違いがないのだ。
・機械でもできることに人力パワーを使うのはもったいないので、人間にしかできないことに人力パワーを使うのがいいでしょう。
・書評を書いたり、レストランの評判を投稿したりすることは、コンピュータには永遠に無理でしょう。このような人間の情報処理能力を、ネットを使って有効利用する様々な手法が最近増えています。
・抵抗の色は何故か色で表現されています(黒:0 茶:1 赤:2 橙:3 黄:4 緑:5 青:6 紫:7 灰:8 白:9)。
・もともとは字が書けない人のために開発されたものだといわれているタイプライターやカーボン紙は、現在はあらゆる人に利用されています。
・指紋や虹彩などの生体情報を利用する手法は便利な場合もありますが、パタンをコピーされてしまう危険も存在します。また、一度パタンを盗まれてしまうと、変更が不可能であることも大きな問題です。指先の状態を一度コピーされてしまったら、その後は指紋認証を利用できなくなってしまいます。
・頭脳明晰な人がシラフのときしか安全に運用できないシステムはユニバーサルではありません。
・忘れることのない体験的なエピソード記憶は誰もが持っているはずですが、このような記憶の多くは他人にはわかりません。またこのような情報は複製して伝えることも難しいので、個人の認証に最も適していると考えられます。
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スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学 (光文社新書)
- 作者: 増井 俊之
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/02/17
- メディア: 新書
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- 発売日: 2015/02/20
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