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『猟犬の国』 [☆☆]

・株も買わないで景気が良くなった感じがしないとかなんとかという奴はバカだなと思った。

・日本人は座って文句を言う事をやりたがる。いや、やりたがりすぎる。

・情報をあまり与えないのや、情報収集役と実行役を別にするのは、まあ、感情移入させないためだろう。感情は理性を阻害する。

・興味がないということは、時にどんな凶器よりも人を傷つける。

・例によってなんの解決もないままうやむやになりそうな気配だ。

・結局は何事もないのが一番いいのだろう。そのためなら何が起きても、気にしない。

・どこの国だってそうだが、愛国者ほど人を殺す人種もない。日本だってそうだ。

・犯罪に使われたのでプリペイド式の携帯電話は手に入れるのが大変になったが、一方データ通信用のプリペイドSIMカードは今でも簡単に手に入れることができる。実際はこれで通話アプリを使えばほとんどなんの問題もなく使用できる。

・自由な警察はただの横暴です。

・素人が少し工夫してどうにかできると思うのは妄想にも程がある。

・日本人の若い女性にありがちなぽっこりと腹が出ている体形になっている。運動不足をカロリー制限でどうにかしようとするからそういう餓鬼のような貧しい体つきになる。

・おそらくは、どんな国も個人は善人の方が多いんだろう。だが集団となると、揃ってろくでもないことを始める。

・情報の価値を知らないというのは利用法を知らないということだ。

・この世は皆不公平だ。一番の金持ちですら不満を口にしない日はない。

・日本という国は、全般としてネットワークを使用した情報戦に遅れている。情報処理のエリートが官僚として入省していないか、入省していても出世コースに乗れないことに端を発している。つまり、理解のある人物がいないので、箱というか組織は作れても、中をきちんと作れていない。

・まあ、戦争になったらおしまいだ。まともな生活を送れるなんざ思う方がおかしい。

・日本の情報機関における電子的な戦力不足を補うのは、こういう犯罪者たちだ。こいつらは頭がいいので、権力と結びつく価値に気づくと、意外に協力してくれる。

・最近の若い奴はすぐ相手を友達と思って動く節がある。

・スパイの仕事の半分は、考えることだ。情報は加工しなければ意味はないし、どう加工するかはよく考えないと失敗する。

・最近はこのあたりも犯罪対策で街灯が大量配備されている。まあ、監視カメラに必要な光量確保という問題もあるんだろうが。

・悪党に人権があるのは警察機関が捕まえた時だけだ。




猟犬の國

猟犬の國

  • 作者: 芝村 裕吏
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: 単行本



猟犬の國 (角川書店単行本)

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: Kindle版



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