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『なぜ、あの人の話に耳を傾けてしまうのか?』 [☆☆]

・私的言語の世界にどっぷりと浸かっていては、公的言語を使う能力はますます衰えていくだろう。使わない能力というものは衰退していくものだ。

・問題は、あらたまった場面で見知らぬ人を相手にして(ソト)、赤提灯でのお喋り(ウチ)のような流暢さで、「コトバ控え」から抜け出し、自由に生き生きと話すことができるかどうかである。

・Logic makes you think. Emotion makes you act. 論理は人をして考えさせる(だけだ)。感情は人をして行動させる。

・効果的な「公的言語」の特徴は、聞き手中心ということにある。それは、話し手が自分が言いたいことをただ言うのではなく、それを聞き手がどう自分と関連づけて聞くことができるかに最大限の価値を置く。

・日本人の話のスタイルは、どちらかというと、最初に結論、ポイントを言うのではなく、理由や背景、例、説明などを長々と述べ、最後になって結論を提示するというスタイル、つまり帰納的なスタイルだといわれている。

・常に他者との関係性、関連性の中で自分を規定、定義していくという傾向は、日本人、日本文化の特徴である。

・ことばそのものが進化(あるいは後退)するのではなく、ことばの使い手が進化(あるいは後退)すると考えたほうが正しいだろう。

・先延ばしにしない。思い立って、3日以内にやり始めないことは、永久にできない。





なぜ、あの人の話に耳を傾けてしまうのか? 「公的言語」トレーニング (光文社新書)

なぜ、あの人の話に耳を傾けてしまうのか? 「公的言語」トレーニング (光文社新書)

  • 作者: 東 照二
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/05/15
  • メディア: 新書






タグ:東照二
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