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『300人の達人研究からわかった上達の原則』 [☆☆]

・丁寧に細かく教えられると、「今回は失敗したけれど、次はこうしてやればうまくいくと思う」と自分の頭で考えるプロセスが失われてしまう。技術や知識を身につける過程で重要な部分が欠けるため、実験と同じ条件でないと途端にうまくできなくなるのだ。

・私が定義する上達とは「ある特定の領域で長期にわたる練習を積み重ねることで、次の4つが達成されること」である。1、できないことが、できるようになる。2、今までできたことが、より上手になる。3、どうやったら上達できるか、わかるようになる。4、どうやったらよりうまくできるかやり方が工夫できる。

・前者は「ルーティーンなエキスパート」、または「職人」、後者は「アダプティブなエキスパート」、または「名人」と呼ぶことができるだろう。

・普通の人は楽にできることを練習しようとする。しかし、エキスパートはうまくできなかったり、まったくできなかったことに挑戦し、非常に多くの時間を割いて集中した練習を継続する。

・自分のできないことに挑戦して反復練習を繰り返さない限り、エキスパートの域に到達することは不可能である。

・「正しい答え」と導き出すための「正しいやり方」を見つけるだけではなく、「たくさんの答え」と「さまざまなやり方」から、答えを創造することが求められる。

・人から教わったスイングは、その人がいないと不安になる。自分でつくったスイングなら自分で直せる。

・「おはよう」「お先に」といった何気ない職場でのあいさつも、存在を認める「承認」という意味でほめ言葉になっている。




300人の達人研究からわかった 上達の原則

300人の達人研究からわかった 上達の原則

  • 作者: 北村勝朗
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2015/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



300人の達人研究からわかった 上達の原則

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  • 発売日: 2015/04/09
  • メディア: Kindle版



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