SSブログ

『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』 [☆☆]

・コミュニケーションの本とダイエットの本というのは本屋さんの店頭からなくならない。世の中には太っている人と口下手な人が常にいる。現代人の悩みはきっと、太ってしまうことと人とうまく話ができないことなんです。

・コミュニケーションはゲームだからです。ゲームであればこそ、ルールはあるしテクニックだっていっぱいあります。

・いまはケータイからケータイ、個人から個人だから、当事者以外の人に取次いでもらう状況自体がない。誰か知らない人に電話をして取次いでもらうにはどうしたらいいか、18、9歳だとまったく経験がなくてわからない子がふつうにいるんですね。

・コミュニケーションには敵と味方を峻別する機能があるんですね。コミュニケーションをとることができる人は味方、コミュニケーションをとることができない人は敵。

・人類史上、一度も「人を殺してはいけない」というルールが存在したことはないんです。でも「味方を殺してはいけない」っていうルールはずっとある。つまり「敵は殺してもいい」というのが、いま現在に至るまで人類の基本的なルールなんです。

・相撲で時間いっぱいになるとガンを飛ばし合いますね。あれは、ガンを飛ばし合うことがストレスになる人たちどうしだから威嚇行為になると言うんです。日本人は目を合わせることが苦手な人が多いですよね。

・被害者に「あなたには黙秘権がある」と宣告するのは、裏を返せば、最初に「あなたにウソをつく権利はない」って足枷を嵌めることなんです。ウソをつくなら黙秘せよっていう認証なんですね。

・黙秘せずに自白されたことは全部ホントのはずなんだけど、それを信じないで相手の正当性を認めようとしないから問題になるんです。ウソをつくなら黙秘せよって宣告しておきながら、話された事柄をウソだと思っているかかる。自白強要、密室の取り調べ、冤罪の温床、すべてこの構造。

・話をしていて相手の地雷を踏んでしまう人、いますよね。それをよく観察してみると、ほとんどが相手の言うことを否定したとき地雷が爆発しているんです。

・何かアクションを起こそうとしたときに、僅差で「やっぱやめとけ!」って寸止めを、意識は身体に働きかけることができる。そこだけ意識のほうが身体よりプライオリティが高いらしいんですね。

・身体が動くって決めて、行動へ移すまでのわずかなタイムラグに、意識が介入してくる。その意識の機能はたった一個だけ、行動にストップをかけること。




なぜ、この人と話をすると楽になるのか

なぜ、この人と話をすると楽になるのか

  • 作者: 吉田尚記
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2015/01/31
  • メディア: 単行本



なぜ、この人と話をすると楽になるのか

なぜ、この人と話をすると楽になるのか

  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • メディア: Kindle版



タグ:吉田尚記
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0