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『限りなく黒に近いグレーな心理術』 [☆☆]

・聖書はストーリーによって2000年以上も人々の心を動かし続けてきました。

・聖書を何度も読み続けて気づいたことは、ショートストーリーの力です。短いゆえに覚えやすいだけでなく、同じような場面に遭遇したふとした瞬間に、はっとその教訓が思い出されるのです。

・どんなに知識を手に入れても、それを行動に移す勇気がなければ、知識は何も生み出しません。

・日本人に身近な気づかいやおもてなしが相手の気持ちを動かすのも、そこに心を誘導する何かがあるからです。

・相手の想像力に働きかけ、心を動かすことを「ダマす」と捉えることもできれば、「気づかい」と表現することもできます。

・一番売りたい商品Bの前後に、ハイグレードの高い商品Aとローグレードの安い商品Cを配置するだけ。このときの価格差は「A・B・C=6・4・3」が効果的だと言われています。

・生きるために最低限必要な品物はさほど多くなく、ほとんどの人は極論すると無駄な物を購入しながら生活しています。

・人は小さな決断であっても回数を繰り返すと、疲れて判断力が落ちてきます。

・人は判断に迷う状況に身を置くと考えるのが面倒になり、差し出された答えに賛同しやすくなる。それも自分に知識が不足している場合ほど、専門家からの意見に流されやすくなっていく。

・周りから信頼されている人の多くがマメにメールやメッセージを送るタイプなのは、偶然の共通点ではありません。彼らが意識しているかはどうかはともかく、結果的に忘却曲線と復習曲線のタイミングを見計らって連絡を取っている。

・人の脳は「なので」「だから」という接続詞に強く反応するようにできている。その結果、「なので」「だから」という理由付けに使われる接続詞を聞いただけで、理由そのものの内容いかんにかかわらず、相手を手助けしたほうがいいと判断してしまう。

・承認欲求は、食欲や睡眠欲と同じくらい人にとって基本的な欲求です。

・「この人は自分を認めてくれる、褒めてくれる」という喜びが強くなりすぎると、あなたに対する相手の影響力も高まっていきます。その結果、相手に依存してしまう。

・人は感情で行動し、後から理屈で納得します。

・早口が効果的なのは、相手に批判的なことを考える隙を与えないからです。

・疑っている人間には考える隙を与えず、疑っていない人間には納得する時間を与えよ、というのが説得のための話法の鉄則となっているのです。

・質問だけを繰り返されると、話し手も質問攻めを受けている印象を持ちます、しかし、合間に同意が入っただけで自尊心が満たさせ、さらなる同意が欲しくなり、もっと話したくなってしまうのです。その結果、本人の意図している以上に多くの個人情報が流れ出してしまいます。

・空気は読むものではなく、自ら動かしていくものとして捉えることが役立ちます。

・このハイドロジェン・モノオキサイドは日常生活の中に深く溶け込んでいて、多くの食品に含まれ、発電にも活用されています。物質の特徴として、あらゆるものを溶かすことができ、人体に入り込んだらずっと体内に留まり続けます。この物質が何かわかったでしょうか。答えは、水です。

・ある出来事のどの側面を捉え、どのように伝えるか。あるいはまるで何もなかったかのように無視し、伝えないのか。これは表現の自由として、情報を発信する側に委ねられています。

・果たして、こんな悲惨なニュースの後で高級車のコマーシャルと流し、欲しいと思う人がいるのでしょうか。実は事前に流れる情報が重苦しいほど、コマーシャル効果は上がるということが実証されています。

・意図的に仕掛けられた恐怖には必ず理由があります。恐怖は誘惑のための導入として使われているのであり、大切なのはその背後にある誘惑と、誰がそれを仕掛けているのかに目を向けることです。

・ニュースからは一定の距離を置き、複数の情報を重ね合わせ、自分なりに判断する習慣をつける必要があります。何度もとり上げられているから、「これは事実なんだ」と思い込んでしまうようでは、この先、あなたは何度もつらい目にあってしまうかもしれません。

・人は恐ろしい情報に触れた後、楽しい情報を与えられると、強い影響を受ける。重苦しいニュースの後に流れるコマーシャルには、視聴者に対して一種の解放感を与える効果がある。

・宝くじは買いに行く途中で交通事故に遭う確率のほうが、一等当選の確率より高いことがわかっています。

・これは金回りがいいだけであって、お金を使っていることと、お金を持っていることは直結しません。

・世界一の格差があるアメリカには、お金持ちの中にもミリオネアとビリオネアという階層があります。見た目にお金を注ぎ込み、派手にしているお金持ちはミリオネア止まりと言われています。

・派手に装い、自分はお金を持っているとアピールする人たちは、まだ承認欲求が満たされていないということ。

・手持ちのお金を惜しみなく使い、何千万円もする時計をつけ、全身を高級ブランドで包み、高級車に乗って出かける。そういう人は常に自由になる現金が必要ですから、儲け話に乗りやすく、ダマされやすいとも言えます。

・儲け話に耳を傾けるとき、安心や安定は求めるものの、知識は求めません。

・詐欺を働く側は「相手がお金を欲しいと思っているかどうか」を見抜くことに全力を注いでいる。彼らが狙う顧客は、ケチでお金を貯め込んでいる人や他人を羨んでいる人、手持ちのお金以上の暮らしを望んでいる人です。

・信頼の置ける人、仕事のできる人は、物事に対して脊髄反射のように「簡単」「楽勝」「たやすい」とは言いません。なぜなら、これから何が起きるかわからない未来に対して、手放しに楽観的になることは無責任だからです。

・SNSの発達などで、人は対面していなくても自分が承認される喜びを知ってしまいました。現実の生活でいまひとつ充実感を得られていない人にほど、鮮烈な影響を与えます。

・似合わない服をずっと着ている人はセンスがないのではなく、強烈に頑固か、孤立していることの表れだと言われています。

・妻が専業主婦でいられることが自分の手柄のような顔をして、靴下をリビングに脱ぎ捨てたまま、風呂に入りに行きました。

・脳は「この筋肉が動いたときは楽しかったときだ」という記憶を思い出し、ストレスを低下させるホルモンを分泌するよう指令を出します。



限りなく黒に近いグレーな心理術

限りなく黒に近いグレーな心理術

  • 作者: メンタリストDaiGo
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2015/05/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



限りなく黒に近いグレーな心理術

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  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • メディア: Kindle版



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