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『史上最大の「メガ景気」がやってくる』 [☆☆]

・米国社会そのものが移民社会であるがゆえに、ルールというインターフェイスを事前に決めて、ルールが守れて機能を発揮できる発揮できる人材は、すぐに自分のポジションを得ることができる。

・そもそもインバウンドという言葉は、旅行業界で使われていた業界用語です。それが、普通のお茶の間にも浸透していたのですから、まさにバブルだったわけです。

・現在、世界には27の王室が存在しています。

・日本がアジアの国でありながら、ほぼ唯一といってもいいほど、西洋文明を咀嚼し、それを国の屋台骨に組み込むことができた。

・世界人口76億人のうち、9割はもともと西洋文明とは無関係な諸国です。それに対してずっと西洋の土台のままで経済発展できた欧米諸国は少数派であり、圧倒的多数派は東洋(非西欧)の土台を持っている国々なのですから、日本の近代化モデルはむしろ普遍的なものといってもいいのです。

・世の中の馬の絶対数が大きく減ったのです。第一次産業革命前、最大の動力は馬でした。それが、蒸気機関の普及によって、頭数がどんどん減っていきました。

・絵画や音楽は職業として行う労働と、楽しみとして行う消費の二つの側面があり、ますます後者の比重が増えていくということです。

・米国企業は儲けをため込むことなくほぼ100パーセント株主還元しています。儲けの2~3割を配当に、7~8割を自社株買いによってです。

・肉体労働から解放される代償として、人々を待ち受けていたのは、運動不足でした。そのため、「健康的に生きたい」と願う人は、意識して筋肉を稼働させなければいけません。

・技術革新と生産性の上昇によって50の仕事が失われても、新たに50の仕事が生まれるはずだということは、歴史が何よりも雄弁に物語っています。

・ヒマとカネがあったら人々はどうするかを考える。

・どうすれば有効需要が高まるのでしょうか。それは、ヒマとカネがあれば、人は何をしたいと思うのかを考え、そこで導き出された結論を、製品なり、サービスなりに反映させることです。

・かつての金融市場は、家計部門に滞留している貯蓄を、企業の設備投資につなげる場でしたが、今はまったく逆になっています。端的にいえば、今日における金融市場の最大の役割は、企業利益の還元とリスクキャピタルの提供です。

・帝国が帝国たり得る最大の要件は何か? それは、強い通貨を持っているかどうかです。古今東西、帝国支配をしてきた国の通貨は、強いものと相場が決まっているからです。

・金などをまったく含んでいない通貨を、金相当の価値があるものとして、辺境の民に使わせたのです。それにより、辺境の地の富が貨幣に移転し、ローマ中枢に集積されます。

・古代ローマ帝国の中枢で、それこそ1時間程度で作った貨幣を、辺境の地に持ち込み、そこで人々が1年かけて作った農作物と等価交換していたのです。

・これまで人々が組織に属して働いてきたのは、工場のように、大勢の人を集めて仕事をする必要があったからです。

・資本主義において最強なのは、誰よりも低い金利で資金を調達できる人・組織です。安い金利でお金を調達できれば、もうこの時点で競争に勝てたのも同然です。

・金利の低さは、お金を貸す相手に対する信頼感が、何よりも大事です。金融でいう「リスクプレミアム」の低さとは、まさにこのことなのです。

・こんなにチャンスにあふれている激変の時代なのに、なぜ人々は悲観、諦観し、夢のない生活を送っているのか。それは「求めていないから」の一語に尽きます。



史上最大の「メガ景気」がやってくる 日本の将来を楽観視すべき五つの理由

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  • 作者: 武者陵司
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