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『ラクして速いが一番すごい』 [☆☆]

・「1つ確認ですが」という言葉が便利です。これなら、仮に理解の行き違いがあったときでも、誰かの責任になることはありません。あくまでも「確認」なので、違っていれば修正するだけでいいのです。

・「正しい」には2つの条件があります。「客観的に正しい」と「相手が重要と思っている順番に沿って正しい」の2つです。人は、自分が重要だと思う順番でないと話を聞き入れないからです。例えば、「安いクーラーが欲しい」と考えているお客様に、「品質がよくて長持ちするクーラーがオススメ」と店員が話しても、お客様の心には響きません。

・空を見ると曇ってきた(事実)。雨が降りそうだから(洞察)、傘を持っていこう(打ち手)。事実を伝えるとき(ソラ)に、「どうなりそうか?」(アメ)、「ゆえに、どんな行動をすればいいか」(カサ)の3つをセットにして伝えるのです。

・洞察には「課題や原因」を探すのと、「未来を想定」する2種類があります。日本人は改善思考が強いこともあり、アメを考えるとき、つい課題や原因を探ってしまう。課題や原因の洞察が正しくても、「その結果どうなりそうか」という未来予測が異なると、打ち手も異なります。

・未来を洞察するのは簡単。「どうなりそうか?」という問いに答えることです。この問いに答えると、自然と頭が切り替わります。

・「向いている」「成果が出る」の2軸で整理しましょう。「向いている」とは、意識しなくても人よりラクして速くできることです。「成果が出る」とは、仕事として評価され、結果を出せることです。

・普通の人は「自分のやり方」と「優秀な人のやり方」の違いがわかりません。一方、優秀な人は「自分のやり方が普通の人とどう違うか」を知っています。

・話し言葉でよく使ってしまう形容詞は、文章には不向きなので、形容詞を発見したら、名詞や数字に置き換えましょう。「早く報告書を完成させる」ではなく、「午前10時までに報告書を完成させる」なら、誤解は生じません。

・人が創造性や集中力を高め、生産性を上げるのは「室温24度、二酸化炭素濃度450~9000ppm」の環境だそうです。二酸化炭素濃度は低すぎても高すぎてもダメとのこと。

・仕事ができな人には決定的な特徴が1つだけあります。「プライドは高いが、自分に自信がなく、ガラスのハートを持っている」 ガラスのハートだから報告・相談ができず、自分のミスを認められません。自分は悪くない、指示が悪いなど人のせいにします。

・「仕事ができない人には期待はしないが、バカにもしない」というスタンスで接することです。

・パーソナルブランドを決めるのはあなたではなくまわりの人です。その人たちが認めることで、初めてブランドになれるのです。



「ラクして速い」が一番すごい

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  • 作者: 松本 利明
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