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『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』 [☆☆]

・30歳未満の人たち(現在の世界人口の半数以上)に顕著なのは、新たな感覚──つまり、自分たちは「参加する権利」を持っているという感覚だ。

・専門家の意見が必ずしも正しいとは限らない。だが、その研究に生涯を捧げてこなかった者の意見に比べれば、正しい可能性は高い。

・今必要なのは、ただのキャッチフレーズでなく「ミーム・ドロップ」──あらゆるメディアで使用できる映像やフレーズだ。

・人々が投票したのは、候補者に魅力を感じたからでもなく、友だちが投票したのを知ったからだ。

・仲間たちが価値のあるアイデアだと認めた場合、人は行動を変え始めるが、そうでない場合は行動の変化は起こりにくい。

・カウンター・ナラティブ(プロパガンダに対抗する考え方や概念を提示するメッセージ)

・クラウドファンディングのキャンペーンの募金のほとんどは、締め切り前の72時間で集まっている。

・彼らは、善意はあるが世間知らずの間抜けな若者たちだ。

・カネを払わなければ何の仲間にもなれない、哀れで孤独なバカども。

・キックスターターでは、クラウドファンディングに伴うリスクは「バグではなく仕様」だと述べている。

・「公共インフラが、クラウドの資金援助でまかなわれたら?」「人はそれを「税金」と呼ぶ」

・我々は税金の使い途にはほとんど関与できない。納税者の「ユーザー体験」はきわめて乏しいので、人々が政府に対してますます懐疑的になり、疎外感を覚えるのも当然だろう。

・ディスラプター(破壊者)はとにかくさまざまな言い方で「破壊せよ!」と訴える。辣腕気取りで、従来の組織を過去の遺物と決めつけ、未来型の陣頭指揮を執ろうと意気込む。

・「プラットフォームの強者」の作法──人々を黙らせるより「興奮」させる。

・多くの人は、オールドパワーの言葉なら話すことができる──そういう世界で育ってきたからだ。一方これからの世代は、ニューパワーの言葉が母語になるかもしれない。しかし、世界を本当に変えられるのは、両方の言葉を流暢に操れる人たちなのだ。

・意思表示できる機会がたまの選挙か国民投票しかないのであれば、人々が参加を攻撃の手段として使うのもうなずける。

・パナマ文書で名前が暴露された億万長者たちをさらし者にするのは、たしかに人々の下世話な好奇心を刺激する。しかし、もっと重要なことは、読者が事件の背景に潜む、グローバルな脱税と資本逃避の仕組みを理解することだ。



NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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