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『あなたのスマホがとにかく危ない』 [☆☆]

・ブランド物の洋服やバッグなんかをハッシュタグやコメント付きでインスタに投稿してたでしょう? それはここ数年よく狙われる典型なんですよ。

・一般に乗っ取られるアカウントの多くは、まったく使っていない、それこそ存在すら忘れてしまっている幽霊アカウントです。ログインしないので乗っ取られたことすら気づかない。

・リスク回避のために最低限、画質やサイズを落とす、背景にぼかしを入れる。

・赤の他人がネット上にある子供の写真を、勝手に自分の子供と偽ってSNSなどに投稿することを「デジタル誘拐」といいます。「デジタル誘拐犯」の目的は、かわいい子供の写真を投稿することで「かわいい」のコメントや「いいね!」をたくさんもらうことです。

・炎上事件を起こすような人たちは、SNSは現実の世界と同じ公の場所であるという理解が著しく欠けてしまっている。それどころか中には、内輪だけのコミュニティーだと勘違いしている人さえいる。

・現実世界でやっていけないことは、SNS空間でもやってはいけない。

・炎上した事件は、必ずバカッターやバカスタグラムの「その後」などと称するまとめサイトが作られ、個人情報が再びネットに晒されることになります。

・若い世代は、SNSの機能を使いこなすことには慣れていますが、使った際にどんな影響が出るかについては、想像力が働いていないこともよくあります。

・罵詈雑言の投稿も、話題になってスクショを撮られて拡散されれば、デジタルタトゥーになります。

・人は物事を漠然と抽象的にとらえていることが多いのです。にもかかわらず思ってしまう。「自分はローソンの看板を知っているし、描けと言われれば描ける」と。

・Twitterで「これをリツイートしたら1万円上げるよ」というツイートをします。お金に興味のある人はそれを言われた通りリツイートします。すると本当に1万円を上げるんです。次に反社会的勢力は、リツイートした人たちに声をかけてパーティをします。タダで飲み食いさせます。そうやってお金に興味のある学生などをどんどん集め、頃合いを見計らったところで、こう切り出します。「いいバイトがあるよ、やらない?」

・ネット上の言葉だけのやり取りでは、人はしばしば字面だけを見て、そこに余計な意味を嗅ぎとろうとします。

・直観力のない人は、自分で危機を回避できない。

・直感=感覚的に物事の本質を感じ取る力。直観=知識と経験に基づいて物事を論理的に読み解く力。

・指摘されるまで、それが犯罪であることに気づいていないのです。こうした自分のしていることや楽しんでいることが犯罪だと気づかない状態を「違法性の誤認」と言います。

・いまどきの反社会的勢力は、お金がらみの投稿に「いいね!」を押している若者を振り込め詐欺の受け子にするために、SNSを物色していたりするものです。

・昨今の都市生活では車を持たない家庭が増えていますから、道の名前になじみのない人も多い。だからこそ、最低限自分の家の近くの幹線道路の名前を記憶しておくこと。その道に出ることができれば、方角的に間違うことなく自宅の方向を目指すことができます。

・世の中、スマホで調べられることばかりじゃないからね。人に教えを請わないといけないこともあるわけで。質問力なんて言葉もあるほどだから、人に聞くというのも大事なスキルだと思うけどな。



あなたのスマホがとにかく危ない~元捜査一課が教える SNS、デジタル犯罪から身を守る方法 (単行本)

あなたのスマホがとにかく危ない~元捜査一課が教える SNS、デジタル犯罪から身を守る方法 (単行本)

  • 作者: 佐々木 成三
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本



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