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『自由というサプリ』 [☆☆]

・あの本は対話の形式を採っているでしょ。それがよかったと思うんだよ。読者は俺らが話しているのを覗いてるみたいなもんじゃない。その距離感がいいんじゃないかな。

・好きなものって、なんか気分がどんよりして絶望的になりかけているようなときにも、それに触れているときだけはまぁまぁ悪くないとか思わせてくれる可能性があると思うんです。現世と自分をギリギリつなぎとめてくれるみたいな。

・お渡しすると「俺に気があるんだな」って思っちゃう馬鹿がいるでしょ? 相手の反応があっただけでもう大喜び、みたいな。

・感覚が敏感なのはいいことじゃないですか。鈍感よりはましってこと!

・最初の時点では「どうせうまくはやれない」と思っておくといいってことです。あとからどんどんできるようになってくれば、周りの評価もついてくるので。

・何をやったいいかよくわからないのに、うまくやろうと思ってるから、不安になるんだもんね。

・あの、草ってなんなんですか? 笑いのwでしょ。それが「www」ってなるとお弁当とかに入ってるバランみたいになるでしょ。それが草だよ。

・判断するのが脳だけではない可能性は多分にあって、そこを刺激できるのが、芸術の力だろうなと。

・ナチュラルなものに縛られているナチュラリストもいるじゃないですか。

・「こうなるはずだったのにならなかった」ってことに対してヒステリックになるよりも、「まあ、それは何かの過程かもしれないし、さらに面白いことが待っているかもしれないぞ」っていう風に考える方がいいですよね。

・ちゃんと叱られないで育つと、どこまでやっていいかわからなくなっちゃうんですよ。

・自分のことをツッコミだと思ってるから凹むの。ツッコミは、その場をちゃんと納めなきゃと思っちゃうから。でも、ボケだったらどうよ?

・もしも…「病」を雨に例えるなら/私は傘をかしてくれるのも嬉しいけれど……/それよりもいっしょに…濡れてほしいのです

・カニ食べてる人って静かですよね。作業だもんね、あれ。

・発酵と腐敗って現象的には同じで、人のためになるものを発酵、毒になるものを腐敗って呼び分けてるだけなんです。

・何かがよくなっても、別の何かが悪くなったりするのが人生よ。ということは、「気苦労は人間の常態である」っていう風に考えておかないと。

・人って、魚の小骨レベルのことでも、一度意識してしまうと他のことが考えられなくなったりしますからね。

・昔の人とかって、辛いことがあると詩を思い出したりしてたんじゃないかな。辛いことがあるたびに小説を読むのもなかなか大変じゃない? その点、詩ってすごく短いからさ。

・やっぱり詩って、自分の気持ちとシンクロする瞬間があるじゃないですか。「僕以外の人もこう考えてたんだな」みたいな。

・嫉妬って常に比較の問題だから、相手を上に見れば見るほど自己嫌悪に陥る。

・「なんで考え続けちゃうんですか?」って訊かれても「いや、それがわからないんですよ」としか答えようがないですけど「じゃあ、考え続けてるときってどういう状態ですか?」って訊かれたら案外書けたりする。

・詩というものが書けない。どうしても意味の通りやすい散文を書いてしまう。文法を無視したり、意味の散乱する方法を選んだりができないのです。



自由というサプリ 続・ラブという薬

自由というサプリ 続・ラブという薬

  • 出版社/メーカー: リトル・モア
  • 発売日: 2020/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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