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『幸福になるための人生のトリセツ』 [☆☆]

・14歳のときに心動かされたものに、人は生涯、惹かれ続ける。言い換えれば、人は、14歳の感性で生涯を全うする。

・人の前ではいい顔をしながら、陰で悪口を言うような行為を子どもの前で重ねると、子の脳に猜疑心を植え付けることになる。

・人間には、四肢(手足)をコントロールする方法が4種類ある。手のひらや足の中心軸(中指)に対して、薬指を小指側(外側)に旋回させるようにして動きを作り出すタイプと、薬指を中指側(内側)に旋回させるタイプ、人差し指を親指側(外側)に旋回させて動き出すタイプ、人差し指を中指側(内側)に旋回させるタイプの4種類がある。

・授乳中に、母親が語りかけたり、笑いかけたりしてくれることで、子の共感力は身につく。なのに、授乳中に携帯やスマホに夢中になる母親が20年ほど前から激増している。

・名もなき家事に、男性脳は永遠に気づかない。

・男女とも全機能搭載可能な脳で生まれてくるのだが、あらかじめ生存と生殖に有利な方向性にチューニングされているのである。同じラジオなのだが、違う番組を流している。そんな違いだ。

・人を超えるということと、人の手に負えないということは違う。多くの方は、そこを誤解している。

・機械が人を超えること自体は、恐れることではない。むしろ、人を超えなきゃ意味がない。

・2000年ごろから編集ソフトとプリンタが進化して、企業はちょっとしたチラシを自作できるようになった。このため、町の印刷屋さんの多くが廃業やビジネススタイルの変更に追い込まれた。

・定型作業を機械に代替させてしまうと、若い人材が育たない。人は「発想したり、開発したり」できるようになる前に、定型作業に泣かなきゃいけないからだ。経営者には、あえてAIを導入しないという英断が求められている。

・自立を妨げるような「余計なお世話」は暮らしに取り入れてはいけない。

・愛とは、恋が終わっても残るもの、恋が伴わなくてもそこにあるもの。

・他者の痛みを知り、自らの中にある癒しを与える行為。それを愛というのだと、私は確信する。

・愛とは痛いものなのである。痛みを知っている人にしか、愛は訪れない。というわけで、人工知能には。愛を教えてはやれない。痛みのわからないものには、愛もわからないのである。

・「お昼は何?」とか聞いてくる夫の「家事への他人事」ぶりに、妻は絶望していく(家事チームの一員なら、主体的に「お昼はどうしようか?」と聞いてくるのが当たり前)。

・産まない女性は、「産んだ女性」の未完成形なんかじゃない!

・彼女は、誰に紹介されなくても、トップリーダーがわかったというのだ。答えは、「人を笑顔にする力」だった。トップリーダーが入ってくると、そこにいる人たちがいっせいに嬉しそうな顔になる。人を笑顔にする力がリーダーの条件なのだ。

・表情は、脳に影響を及ぼすのだ。表情は出力だが、入力にもなる。



幸福になるための人生のトリセツ

幸福になるための人生のトリセツ

  • 作者: 黒川伊保子
  • 出版社/メーカー: 清流出版
  • 発売日: 2019/09/07
  • メディア: 単行本



タグ:黒川伊保子
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