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『電撃SSガール』 [☆☆]

・莫大な金を手に入れることなんて簡単だ。世界を動かすことなんて簡単だ。新しい時代は、指先ひとつで巨万の富を稼ぎ出し、掛け声ひとつで世界を揺さぶる時代なんだ。

・どんなに奇麗事並べてもね、ビジネスの基本って「どういう方法で人の上前を撥ねるか」だと思うのよ。

・ドラマや映画や漫画で、弱いものが強いものに勝つストーリーなんて嘘っぱちばかりなのだ。いや、嘘っぱちだからこそ面白くて、エンターテインメント性があるのだろう。

・プロならば、ほんのちょっと損得勘定を考えれば、損になるようなことなど絶対にしない。その点、その辺にたむろしている街角の素人ヤンキーの方が、損得勘定を知らない分だけよほど怖い。

・正しいとか、正しくないとか、そういう感情論はわかるわ。感情論が大衆を動かす原動力だからね。でもね、感情論自体がそもそも嘘八百だし、感情論を利用する高位の人たちがいることを学びなさい。

・支配者がいて被支配者がいる。この世界、昔も今も、これから先も、ずーっと一緒。だからね、本当に自由に生きたいと願うなら、支配者の知恵を理解しておきなさいってこと。

・今の世界はね、自由や民主主義っていうプロパガンダの下に、一握りの大資本家が世界を所有する時代なの。人類史上かつてないほど組織化された、巧妙で強靭な階層社会。

・いつどんな時代、どんな地域であっても、人間はそうだった。これからどんなに科学が発達しようと、その富や権力の偏在が加速することはあれど、平均化されることなどありえない。

・一般投資家を喰ってるなんて当たり前じゃない。そうじゃなかったら、私たちが儲けたお金はどこから降って湧いたのよ?

・他の投資家を喰っているという事実を、肝に銘じておくことよ。「自分が儲かったのは努力したからだ」みたいな短絡思考に陥らないことね。

・勝ったり負けたりを繰り返してて、平均的には必ず負けてるってことに気付かないのよ。パチンコやカジノとまったく一緒。投資家はたちはパチプロを気取るお客様。そして私たちがパチンコ店の経営者。

・手持ちの資金を出来る限り手元に残さず、ぶちまけるように投資して回していかないと、相対的に運用成績がどんどん落ちていってしまう。

・モビルスーツなんて話になると、アニメでやる分には良いだろうが、実際の兵装としてはオールマイティを追求しすぎて、逆に効率が悪すぎる。

・アメリカのグローバリゼーションは、成功哲学の世界への普及と共に進展してきたの。ちょうど西欧列強が植民地獲得の尖兵として、キリスト教の宣教師を送り込んだのとおんなじね。

・見せかけの希望には、邪悪な意思がある。

・あれやこれやと意味付けしたがるのは人間らしいけど、意味付けも所詮はプロパガンダでしょ。

・私たちの意識や魂も、言葉によって得られた意識の所産だわ。死ぬことで私の言語が消滅した瞬間において、私の存在は消えて無くなるのみ。死ぬのを怖がるのは、DNAに刻まれたプログラムのせい。ただそれだけ。

・蓄積する負債と腐敗を掃除するのに、周期的な革命か大戦が必要だと思うわ。今なら100年単位でね。今までも人類はそうやって矯正してきたし、そしてこれからもきっとそう。

・人間なんて所詮、未来を切り開くためには、力ずく以外にありえない。

・世界を悟っているからこそ、世界に大した価値を見出してもいない。だからこそ、「愛する者」と「世界」を天秤にかけたなら、迷うことなく「愛する者」を選ぶだろう。



雷撃☆SSガール (講談社BOX)

雷撃☆SSガール (講談社BOX)

  • 作者: 至道 流星
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/04
  • メディア: 単行本



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『「計画力」を強くする あなたの計画はなぜ挫折するか』 [☆]

・私たちの行動は、情報や時間を自分なりに編集して計画化する、各人の計画力に頼るしかない。

・今やビジネスの世界では、利益の源泉は物的資本力ではなく、他との異差性を創造し、拡大できる力に代わってきています。

・持久走を始めたことがヒトを進化させた。

・認知症の兆候として、記憶力の減退よりも、こうした普段無意識にできていた段取りや手順が分からなくなることの方が重要なのだそうです。計画的思考という脳本来の機能が発揮できなくなっているとみられるからです。

・中流とは自分の人生を計画的に生きられる人のことだ。したがって「中流以下」の人とは、収入が多い少ないではなく、自分の生活設計を将来と関連づけて捉える「計画感覚」をなくした人といえます。

・目的がはっきりしなければ、優れた計画を作ることはできません。

・アメリカは当時の状況を完全に読み間違え、ベトナムの共産主義運動を民族運動と見ず、アジアの制覇を目指す共産主義者たちの一枚岩の突進と認識してしまった。

・当面の問題に一つずつ対応し、それを積み上げるというやり方は、理解しやすいために日本で支配的になってしまった計画立案の方法です。しかし、このようなやり方では本質的な問題が置き去りにされてしまって、部分的な成果は期待できても全体的な成果は期待できません。

・1939年当時の「日本の経済危機の本来の理由は、日本人がもろもろの根本的決意、決定を、最後の瞬間まで回避していることである」とし、「日本人は当座の間に合わせに終始する民族である」と続けています。

・彫刻する時には、鼻は大きいほど、そして目は小さいほどよい。大き過ぎる鼻は小さくできるが、小さ過ぎる鼻は大きくできない。また、小さ過ぎる目は大きくできるが、大き過ぎる目は小さくできない。

・計画が失敗する理由。複数の計画案の中から選び抜かれていない。

・日本人は、一つの計画を作成すると、あるいは一つの手段や方法をみつけると、その他の可能性を探らなくなってしまいがちです。また専門家に計画案を示してもらう場合でも、最初から複数の計画案を示してもらうつもりがなく、一つの案を示されるとそれをそのまま信じてしまいます。

・目的・目標を達成するのに、ただ一つの道しかないと考えてしまうのは間違いです。手を伸ばせばすぐ手の届くところに、より優れた計画案(オルタナティブ)があるかもしれません。

・家を建てる場合、キッチン設備や内装を気にする人はたくさんいます。しかし、家の建築費の七割近くは床の下、内壁の向こう側のように目に見えない部分に使われています。しかもそういったところは、いったん家を建ててしまった後ではそう簡単に手がつけられません。「この家は、キッチンに連結したリビングの居住空間が構想通りにいけば成功だ。その他のところは後から手を加えられるから心配しなくていい……」といったような見方ができる人はほとんどいません。

・日本人が得意とする突貫工事も、工期の残りが少なくなるまで「終わり」をみようとしない、あるいはそこまで行かないと「終わり」がみえないことから起きることだといえます。

・家康は藤堂高虎に「武蔵野につくる新しい富士山」としての天守閣づくりを命じたのです。不案内な村や町を歩いているとき、ヨーロッパなら教会の尖塔のように、どこからでも見えるものがあると不思議と気持ちが落ち着くものです。これが江戸城に天守閣を築かせようとした家康の真の目的でした。

・今やビジネスでもモーレツ型の男(あるいは女)は時代遅れになって、それよりも魅力のある構想を提案できる人材が求められています。イマジネーションを働かせて、更地に他人とは違った絵を描けなければ「貴重な人材」にはなれないということです。

・構想とは、「知っていること」を手掛かりにして「まだ見えていないもの」の全体像をイメージすることです。

・活字にならないと地球上に存在しないことになってしまうのです。

・部下や関係者が判断を求めてきたとき「決まらない、決められない」人は、プロジェクト・マネージャーとしてもっとも大切な資質を欠いていることになります。部下は自分の提案を「イエス」でも「ノー」でも、とにかく決めてほしいのです。

・「絶対に失敗するな」といわれると、当然、失敗しないように努力しているスタッフはあまりよい感じはしないはずです。

・福沢諭吉の文明論に「外の文明はこれを取るに易く、内の文明はこれを求むるに難し」とあります。外に現れる事物は採用しやすいが、内にある精神を学ぶのは難しいということです。これにならえば「手法の外形は取るに易く、その精神はこれを求むるに難し」ということになるでしょう。

・物事の重要度には強弱があるはずなのに、日本人はあらゆることを木目細かにやらないと気がすまず、それこそが管理だと思い込んでいる。

・100年に1度しかないような豪雪に耐えられるように設計したら、大変な費用が必要になります。100年に1度の豪雪になったら運休すればいいのです。そんな事態への備えにお金をかけることは、むしろ「してはいけないこと」なのではないでしょうか。

・やらなくてもいいことは、やってはいけないこと。

・計画は緻密なほどよいとは限りません。緻密すぎる計画は関係者の参加意識を低下させて、力量を発揮する余地をせばめてしまいます。精密機械のように緻密に組み込まれた計画には、人間関係も含めて、突発的なトラブルを吸収する力がありません。

・持って生まれた才能はそんなに違わないのに、実行した結果に差が生まれるのは、「やり方」に無関心な人が多いからでしょう。「やり方」を心得ている人とそうでない人では、次第に大きな差が出ます。「やり方」とは段取りや手順のことです。

・行動生態学では「人類は、その世代が獲得した知恵や知識が言葉によって蓄積されてきたから進歩したのであって、一人ひとりの人間の脳が毎世代、石器時代よりも進化して賢くなることによって進歩してきたのではない」という見方をしています。

・手順は世代を超えて受け継がれ蓄えられてきた経験値の結晶で、私たちも次の世代へ確実に継承していくことが必要なのです。

・捕鯨には、メス鯨を先に狙うという手順がありました。オスを先にするとメス鯨は逃げてしまうが、オスはメスが撃たれても逃げようとしないのだそうです。

・何度もものを尋ねていると、終いには部下が「こんな話がありました」「こんなアイデアはどうでしょう」と、自分から情報を持ってきてくれるようになる。



「計画力」を強くする (ブルーバックス)

「計画力」を強くする (ブルーバックス)

  • 作者: 加藤 昭吉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: 新書



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『ユダヤ人ならこう考える』 [☆]

・企業人、とりわけ地位のある人ほど、格言や諺をよく知り、しかも英語で覚えている。

・1セントは大金だ。正しセントもない時にね。

・自分の悩みや愚痴を他人に話すと、相手にもその悲しみが伝染し、憂鬱にさせるものです。

・交際の範囲、つまりネットワーキングを広め、これは、と思う人に会えば、そのチャンスを逃さずに利用することです。

・シュレミール(schlemiel)という語は、アメリカのユダヤ人がよく使うイーディッシュ語で、「ダメ男」や「生まれつきツキのない男」の意味です。

・貧乏をすると、付き合いが悪くなったり、周りから敬遠されて、友人との関係が疎遠になります。そうなると、人からの刺激や指導を受けられなくなるので、精神的にも貧困になり、自己向上することが、なかなかできません。

・たまにしか入らない1ドルよりも、確実な10セントを取れ!

・何か他の面で気に入らなくても、一番肝心なポイントで満足できるのなら、文句を言わずに、それを取れ。

・自信を持つことは、他人から信用されるもとになります。自信がない人の発言は、意味不明だったり、弱々しかったり、頼りなく聞こえるものです。そんなことでは、人から信用を勝ち取ることはできません。

・他人にアドバイスする方が、自分にアドバイスするよりも簡単だ。

・叱られて嫌がる人はバカだ。

・聞く耳を持たない人の特徴は、頑固さです。頑固であると、どんなにいいアドバイスを受けても馬耳東風です。

・人に好かれたいなら、その人の意見に同調するがよい。

・バカな質問をすると、バカな答えが返ってくる。

・内気な人は、引っ込みがちで消極的な気質の持ち主です。つまり、積極的に聞き、求めていかなければ、世事に疎くなります。

・嘘を何回も繰り返しつけば、人は結局、信用する。

・どんな相手であっても頭から信用せずに、初めから疑ってかかれば、人から裏切られ、騙される可能性が少なくなるのです。

・おいそれと気安く約束をしてはならない。

・騙した相手を不誠実だと非難する前に、騙された軽率な自分に責任があるのです。

・相手が正直でなければ、それを軽視しないで、むしろ、これがもっと悪意に満ちた行為をする手始め、あるいはその前触れだと見なせ。

・鍵は泥棒を防ぐ本来の機能と役割はもはや失い、押し入る可能性のない正直者の侵入を防いでいるに過ぎない。

・ユダヤ人はイーディッシュ語で、「泥棒」のことを、ゴニフ(gonif)といいます。

・相手の要求に下手に応じると、その好意が報われるどころか、これが段々とエスカレートして、とどまるところを知らぬようになってきます。

・勝手に決め込むと、騙されることになる。

・ユダヤ人には二種類の人しかいません。敬虔な人と、これから敬虔になる人だけです。

・人が感謝をする意図は、多くの場合、ただ単に自分がもっと利益を得るためである。

・学生の頃、ドイツ哲学の先生から、「ザイン(現実)」と「ゾルレン(願望)」を混同するな、と言われたことを、今でも肝に銘じています。

・同情は弱い者が考え出したものです。

・口先ばかりで同情をする友人よりも、実際に、しかも親身になって具体的な金品で助けてくれる友人の方が、はるかに真の友である。

・助けられないなら、少なくとも同情の声ぐらいはかけよ。

・バカは雑草のように、雨が降らなくても、どんどん、はびこる。

・バカに共通して言えることは、人や書物から知識を求めようとしないことです。

・バカには質問をするな。ましてや説明すらするな。

・一人のバカは、多くのバカをつくる。

・バカは何でも鵜呑みにする。

・相手が物分かりの悪いバカであれば、いくら筋道を立てて説明しても、無駄となります。

・バカが話したことや、したことに、いちいち腹を立てる方が、「骨折り損のくたびれもうけ」です。相手がバカだと分かれば、「バカにつける薬はない」と、あっさりあきらめて、手を引くことです。

・たとえ急いでも、巧速であれ。



ユダヤ人ならこう考える! お金と人生に成功する格言 (PHP新書)

ユダヤ人ならこう考える! お金と人生に成功する格言 (PHP新書)

  • 作者: 烏賀陽 正弘
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/01/18
  • メディア: 新書



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