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『基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える』 [☆]

・中学生のためのキカイの世界の入口や学び方の手引き書がほとんどない。これがこのまま大人の世界にまで続いており、大人になってからキカイを学ぼうとしても、小学校や中学校で学んだ記憶がなければ、どこから学べばよいのかという見通しもたたないでしょう。

・変形が戻る性質を弾性、戻らずに変形が残る性質を塑性といいます。

・材料の強さの考え方には材料の機能が損なわれるという意味で「破損」というとらえ方があります。これに対して、材料が2つ以上に分離するのが「破壊」という考え方です。

・不思議なことですが、硬さには物理的な定義がありません。すなわち、kgやmを組み合わせた量としては定義できないのです。

・キカイを構成する要素として、限定された運動をするものを「対偶」といい、対偶を組み合わせたものをメカニズムといいます。

・炭素鋼は通常、少量のケイ素、マンガン、リン、硫黄などを含んでいます。それぞれの成分には、炭素が強さや硬さの向上、ケイ素が溶鋼中の酸素の除去、マンガンが硫黄を除去するはたらきがあります。

・密度は単位体積[m^3]あたりの質量[kg]のことであり、一般に密度をp、体積をV、質量をmとして、次式で表されます。密度 p=m/V [kg/m^3]

・水の密度は約1000kg/m^3、空気の密度は約1.29kg/m^3です。

・船が沈んでいる体積に等しい水の重量のほうが、船の重量と船の内部にある空気の重量を加えたものより大きければ、船は浮かぶことになります。

・温度の単位はセ氏温度[℃]がよく知られていますが、科学の世界では絶対温度[K]が多く用いられます。



基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! (サイエンス・アイ新書)

基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! (サイエンス・アイ新書)

  • 作者: 門田 和雄
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2008/09/17
  • メディア: 新書



タグ:門田和雄
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