SSブログ

『ムカッ!ときたときのとっさの対処術』 [☆☆]

・人は、怒りの気持ちを鎮める方法を知るだけで、人生を明るく楽しいものとして捉えるようになります。

・誰だって、ダメな自分を認めたくはありません。ですから、自信のない人ほど、他人の反応に敏感になるのが一般的なのです。

・気の弱い人や、プライドの高い人は、こういうとき、どうにかして誤解を解こうと努めるものです。でも、人のウワサは、言われている方がムキになって否定すればするほど、「怪しい」と思われてしまいます。

・すべての出来事を、ある一つの目的のために役立つメッセージだと受け止めるようになると、ムカッと来る場面をうまくやりすごせる上に、目的達成のためにもとても有効です。

・嫌々持てば半紙も重い。進んで持てば岩でも軽い。

・人よりもムカッとくる機会が多いという人は、自分が他人と比べて不遇な扱いを受けていると感じていることがよくあります。彼らは勝手に、自分は損をしていて、他の人は自分よりもいい目を見ていると思っています。つまり、被害者意識が強いのです。

・自分が施したことは川に流し、人から施されたことは岩に刻む。

・ムカッときやすい人の共通点として、頭が固いということがあげられます。彼らの中には、一時的なことなのに「いつもこうだ」「ずっとこうなんだ」と思ってしまう人も多いようです。このようなタイプの人は、一度不愉快な思いをすると、ずっと根に持ってしまうので、年月が経つにつれ、嫌いな人が増え、ムカッとくる場面が増えてしまいます。

・「ボクが○○してあげたんだから、相手は当然○○すべきだ」という考え方を持っている人は、ムカッとくる機会が多くなります。

・自分の意見と違うことや、自分としては認めたくないことを誰かが言っていたからといって、腹を立てるなんて、どうかしていますよ。誰にでも、自分の意見を発表する権利があるのです。

・一番大切なのは、落ち着いた気持ちで話し合うことです。怒りの感情を持ったままだと、会話が決裂することは目に見えているからです。

・人間は、怒っている人が何かをしゃべっているのを聞くと、「こんなに怒っているのは、君のせいだ。君は私のニーズを満たすべきだ」とプレッシャーをかけられているように感じてしまうものです。それが理にかなった怒りであっても、言われた方は感情的な相手を悪者だと思い、自分を被害者だと感じます。

・カーッと怒りが湧いてきたら、まずお腹を引っ込めながら、息をできるだけ長く口から吐ききります。ここでのポイントは息を吸うのではなく、まず吐くことです。

・ムカッときそうになったら、その石ころを力いっぱい握り締めてください。意識を石ころを握った手のひらに集中させていると、不思議と興奮する気持ちを抑えることができるはずです。石ころでなくても、消しゴムでも、ゴルフボールでも、力いっぱい握ることができるものなら代用できます。

・肯定的な独り言を自分に言い聞かせる。

・怒っている気持ちを切り替えるために、簡単にできて効果抜群なのが、目の前の景色を変えるという方法です。できれば、一旦その場を離れるのが理想的ですが、それが難しいときは視線の先を変えるだけでも効果があります。

・身体中の力を抜きながら、「プゥ~」「ヘニョヘニョ~」「ムニョ~ン」等の脱力系擬音を口にしてみてください。ウソのようですが、本当に身体の力が抜けて、怒りの気持ちもほぐれてくるはずです。

・怒りを納めるためには栄養学的にみると、ビタミンB1が良いようです。ビタミンB1は、脳内物質の代謝を促進し、情緒を安定させるためには欠かせません。具体的には、玄米、麦飯、豆腐、スジコ、タラコ、小豆、そらまめ、ピーナッツ、にんにく、しいたけなどに多く含まれています。

・チョコレートには、ギャバという成分が含まれており、その成分に、精神を落ち着かせる効果がある。ギャバが精神を落ち着かせる作用は、約二時間だといわれています。



ムカッ!ときたときのとっさの対処術 (扶桑社文庫)

ムカッ!ときたときのとっさの対処術 (扶桑社文庫)

  • 作者: 植西 聰
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫



タグ:植西聰
nice!(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

トラックバック 0