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『齋藤孝の勉強のチカラ!』 [☆☆]

・ものごとを知っているのと、知らないのでは、どちらが自由度が高いのか。それは知っているほうが格段に自由なのです。知らないことで得することなんてひとつもない。

・英語を学んだ楽しみのひとつに、ペーパーバックが読めるようになるということがあります。

・中世は、キリスト教会が神中心にこだわり、文明の進歩を否定した暗黒時代でした。

・勉強の感動とは、すなわちその知識を発見してきた偉人たちの感動の追体験だと言えます。

・知的に感動することは、理解する能力がないとできません。つまり、知的に感動できるのは、それだけ頭が良くなったということ、進歩したということです。

・ものをわかっていない人、実力のない人は、発見できないから感動できないのです。

・頭が良くなるというのは、成績が上がることとは違う。頭が良く働くようになる、脳みその能力がアップするということです。

・勉強量とは、一日何時間やるかではなく、解いた問題の数が基準なのです。

・1+1=2、は言語ではないと思っているかもしれませんが、数式は言語を最も簡略化し、記号化させたものです。

・この情報化社会で、高度な情報を操作するには、言語能力の体力を鍛えないといけない。

・世間でクリエイティブな活動と呼ばれているものは、ほとんどが学んだ知識の新たな組み合わせです。つまり記憶した情報を、形を変えて再生したもの。

・すでに功なり名を遂げた人間が「勉強しなくていい」と言うとき、自分以外の人間が上がってくるのを、潰してやろうという気持ちが裏にあると疑っていいと思いますね。

・勉強の仕方としては、まず訳を読んでおく。それから英文を音読するのがいいと思いますね。意味がわかって英語を読むと、落ち着いて読めるのです。イメージができているところに言葉が張りついていくので、言葉が定着しやすい。

・単語の克服法は「忘れる以上に覚える」こと。

・人の頭はどうせ穴のあいたバケツみたいなものだから、穴はあいているものと思って、じゃんじゃん水を入れる。忘れるから入れるのを少なくしようと考えてはダメ。忘れる以上にたくさんやらないと。

・数学というのは、主に頭を磨くものなのです。よくマグロの目玉に含まれるDHAは頭を良くするなんて言いますが、頭を良くしたいなら数学の問題を解くほうが手っ取り早い。

・教養をつけると、人間は変わっていきます。笑うツボさえ変わってくる。何に対して笑うのか、どうしてそれをおもしろいと思うのかは、知性に影響されるのです。

・コミュニケーションの上手、下手を分けると、ひとつ明確なポイントがあるのです。それはどれだけ意味のあることを話せるかということです。

・教える行為を想定すると、学ぶ意欲も技術も、すごく進歩します。



齋藤孝の勉強のチカラ!

齋藤孝の勉強のチカラ!

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2005/01/20
  • メディア: 単行本



タグ:齋藤孝
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