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『らきすた殺人事件』 [☆☆]

・人類が増えすぎた東京の人口を埼玉に移して早半世紀が過ぎた。東京の周囲の巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み育て、そして死んでいった……。

・炭酸コーヒーとか、何年かに一度は絶対出るわよね~。でも、半月ぐらいで毎回消えるの。何で、先人がことごとく撃沈してるのに、何度も作っちゃうんだろうね。

・ツンデレとかも、元々それっぽい感じのはいたけど、名前が付いて使いやすくなったから、あっちこっちで恥ずかしげもなく使い出した。

・その事故に関わった人々は口々に言った。「自分が悪いわけではない」と。そして、努めて日常に戻っていこうとした。

・彼女らの罪の色は透明だ。透明であるからこそ、自覚することもなく。透明であるからこそ、認めて悔いることもなく。透明であるからこそ、存在を忘れてしまう。けれど、僕にとってその色はどす黒い血の赤だ。



らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫)

らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 竹井 10日
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/08/31
  • メディア: 文庫



タグ:竹井10日
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