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『新・生き方術 続・断捨離 俯瞰力』 [☆☆]

・7・5・1の法則は、空間における物量の目安。見えない収納(押し入れ、戸棚など)は全体の7割、見える収納(ガラス戸棚など)は全体の5割、見せる収納(サイドボードの上など)は全体の1割に留める。

・断捨離とは、住まいの中の「不要・不適・不快」なものを取り除き、「要・適・快」に入れ替えていくトレーニング。

・不必要なモノの流入を「断」ち、ガラクタ同然のモノを「捨」てることで、モノ自体に捕らわれることから「離」れられる。

・マスメディアでは、不安を煽る情報が横行。テレビでも、キャスターや専門家が神妙な顔をして「着地点」のない情報を流し続けています。

・「モノを減らし=捨てる行為」こそ最大で最重要なアクション。モノが減らないことには、整頓や掃除もままならない。

・見極めたいのは「モノを愛でているのか」「集めるアクションが好きか」ということ。前者であれば、どれほどモノが多くても関係性は良好と言えます。

・片づけとは選択・決断の連続。つまり生きる力と直結しているワーク。

・「捨てて困ることはありませんか?」 この質問に対しては、2つの思いがよぎります。まず、なぜまだ起きていないことを「困る」という文字で染めるんだろうか、ということ。そして、まるで人生から「困る」という2文字を排除しようとしているかのようなスタンスへの疑問。

・他人が決める「商品価値」より、自分が決める「利用価値」。

・人との関係の違和感に気づくポイントは、案外簡単です。電話の着信表示を見た瞬間の感情。勇んで通話するか、あるいは一瞬、躊躇があるのか。こういう時の心の反応は咄嗟なのでウソがありません。

・「感謝」と「好き」とは別のもの。親を好きになれなくて苦しんでいる人をよく見かけます。「感謝」と「好き」が一緒くたにされがちだから、自分を責めて苦しくなってしまう。

・「期待」も「説得」も裏を返せば相手を責めていることになる。つまり、「相手にこうあってほしい」という感情。

・「期待」とは「責め」。自分自身の願望への執着に他なりません。

・「モノの居場所」ではなく、「自分の居場所」作りを心がける。

・使い切るまでの数か月間、住まいに置かれるモノなのに、「使うためのデザイン」ではなく「売るためのデザイン」が重視されているため、ありとあらゆる奇抜な色や意匠が駆使されています。

・騒音はよく取沙汰されますが、実は「騒色」という環境が展開されている日本の住まい。モノや色数が多いというのは、刺激やノイズが多いということ。

・「自宅をパワースポットにしよう」とよく説きます。片づけは「お祓い」、掃く・拭く・磨くは「お清め」だと。

・一見、人としてするべきことに見える善意。でも、実はしてはいけないことだったりしませんか?

・溜め込んでいるモノの量は、持ち主の不安と比例します。そして溜め込もうとすればするほど、不安が増幅するのです。

・「無いと困る」から、「無くても大丈夫。なんとかなるさ」の精神でいく。

・そのサービスは本当に心からのものでしょうか。何者かに勝手に想定された「無いと困る」の具体化ではないでしょうか。

・お皿に食べ物が残った時、つい「もったいない」とお腹に押し込んでしまうことはありませんか。無理に食べるというのは、胃袋がゴミ箱になっているようなもの。



新・生き方術 俯瞰力 続・断捨離

新・生き方術 俯瞰力 続・断捨離

  • 作者: やました ひでこ
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2011/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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